2022年4月16日、吉野家元常務取締役企画本部長・伊東正明氏が外部で不適切な発信をしたとして問題となり
「多大なるご迷惑とご不快な思いをさせた」と吉野家は公式サイトで謝罪文を掲載しています。
吉野家元常務が外部で発信した不適切発言の意味、「シャブ漬け戦略」とは
早稲田大学社会人向けのマーケティング講座で語られた内容で
若年女性向けマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」称し
「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」とも発言したと受講生のSNSによって明かされています
マーケティング一度利用したお客様のリピートを図りたいという考え方の元発言でしたが
自社商品の牛丼のことを比喩で中毒性のあるクスリに例え
田舎から上京してきた若い女性を生娘と呼び、中毒にさせると発言したことに対して
コンプライアンス意識を欠いていたと 吉野家は謝罪をしています。
株式会社吉野家常務取締役企画本部長が、4 月 16 日に開催された外部における社会人向け講座にて講師として登壇した際に、課題説明時に不適切な発言をしたことで、講座受講者と主催者の皆様、吉野家をご愛用いただいているお客様に対して多大なるご迷惑とご不快な思いをさせたことに対し、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
当該役員が講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません。当人も、発言内容および皆様にご迷惑とご不快な思いをさせたことに深く反省し、主催者側へは講座開催翌日に書面にて反省の意と謝罪をお伝えし、改めて対面にて謝罪予定です。
吉野家はお客様にご満足いただける商品・サービスを追求し続けております。本件を受け、社内規定に則って当人への処分を含め厳正に対応を進めてまいります。また、当社は今後一層コンプライアンス遵守の徹底に取り組むべく、コンプライアンス教育の見直しを図り、すべてのステークホルダーの皆様に対し、高い倫理観に基づく行動をお約束します。
改めまして、この度は大変申し訳ございませんでした。重ねてお詫び申し上げます。
株式会社吉野家 当社役員の不適切発言についてのお詫び より
吉野家元常務 不適切発言の問題点
吉野家元常務の不適切発言、「生娘をシャブ漬け戦略」はツッコミポイントがたくさんあり、少し挙げるだけでも
- 多数の女性から反感を買う
- 単語のチョイスがマズい
- 893のドラマで出てきそうな単語並びで怖い
- 比喩でも”シャブ”という単語を使うと商品にブツが入っているのかと不安になる
と色々叩けば埃が出てきます。
社会人向けのマーケティング講座でされた発言とのことですが
身内でこんなワードを出しても「ちょっとそれはライン超えてるんじゃないの」とツッコまれるのも必至です。
自社の商品を比喩でもシャブと表現したのは もしかしたら”入っているのか(実際そんなことは万が一にもないですが)”とも思ってしまう点も本当にまずいです。
不適切発言謝罪のpdfファイルについてツッコまれる
尚、吉野家の『当社役員の不適切発言についてのお詫び』の
ファイル・プロパティの作成者が[Ito Masaaki]となっている件もツッコまれており作成者の部分を削除している
牛丼チェーンに次々と起こる異変で牛丼業界が松屋しか勝たん状況に
4月13日、大手牛丼チェーン店すき家も麦茶が入ったコップに異物混入したとして問題となりました。
異物混入したのは忙しい環境で疲れ不注意で起きたことなのか、それとも本当に奇跡的に起きたことなのか裏の事情はわかりませんが
すき家はこの問題が起きたことで異物混入のケアを怠らないようになるので今後は大丈夫だとは思いますが
これを知ってしまった人はちょっと気持ち的にすき家を避けてしまうかもしれません。
こうして牛丼チェーン店に短期間に問題が起こり続け
同じ牛丼チェーン店である松屋となか卯が何もせずに生き残る形になりました。
「シャブ漬け戦略」がSNSでネタになる可能性
この度、マーケティング戦略の「生娘をシャブ漬け戦略」の発言が問題となりましたが
不適切であるものの かなりインパクトのある発言なので
[右も左もわからない人に対して 人気のあるコンテンツを知ってしまう前に 不人気のコンテンツを知ってもらってその沼に沈めよう]という場合に
シャブ漬け戦略という吉野家語録が使われるかもしれません(不謹慎ではありますが)