[魅力]ジョジョリオンはつまらない所と面白い所の差が激しいと思う

漫画/アニメ

ジョジョリオン[ジョジョの奇妙な冒険8部]に相当する荒木飛呂彦先生による漫画作品。

2011年からウルトラジャンプで連載が開始され、2021年に物語に幕を下ろした。全27巻。

※この記事にはジョジョリオンのネタバレが含んでいる場合がございますので、ご了承の程お願いいたします。

ウルトラジャンプで連載していたジョジョリオン。10年の連載を経てついに物語の最終回を迎えている。

物語は4部でお馴染みの杜王町(世界一巡後の世界)。

従来のジョジョの「バトル!とにかくバトル!」のようなスタンドの戦闘要素だけではなく、

物語全体を通してミステリー要素も含まれており、

主人公の東方定助の正体東方家の謎ロカカカの実など他にもたくさんある謎をめぐって物語は進行していく。

ちなみに長編のミステリー系にするのは荒木先生初めての試みとなっている。

[魅力]ジョジョリオンはつまらない所と面白い所の差が激しいと思う

ジョジョリオンは従来のジョジョとは一風変わっている

ジョジョリオンは1部から続いていたDIOとの因縁が薄かったり

荒木先生が初挑戦の長編ミステリーだったりと

今までジョジョとは一風違います。

ジョジョリオンは序盤からわからない事だらけなので、

ミステリー映画のように徐々に謎を説いていく訳ですが、

いかんせん謎包まれているパートが長いため、

登場人物の目的がわからなくなったり、

読んでいて少しだけ迷子になったりする人も多少いると思います。

本編では「やっと謎が解けた~」と思ったら、また新たな謎が出てきて謎が深まるばかりで、

前半に「これは何かありそうだ」という伏線は未回収、矛盾している点も見られる事もあった。

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ジョジョリオンは読んでて戦闘シーンが辛くなることも

ジョジョリオンは2部3部5部のような「近距離パワー型のスタンドでガッツリバトル」という感じではなく、

8部の敵は 今までに無い能力を追求した結果か、

遠隔操作自動追尾系陰湿な能力のスタンドばかりなので

「一方的に嫌がらせを受ける展開」が長々と続きます。

今までのジョジョの戦闘と言えば

「技の掛け合いをするプロレス見ている感覚」に似ていて

敵もピンチに陥る事が多かったですが、

ジョジョリオンの戦闘は特に 敵がずっと有利な立場にいるパターンが多い傾向にあります。

言うなれば点数の振れ幅がほぼ無い、試合展開が遅いスポーツの観戦をしていて

「応援しているチームが大差を付けられて負けている所」をずっと観ている感覚に似ていると思います。

敵との交戦中、定助がなんやかんや 最後の最後で敵のスタンドを打開する方法を見つけて

ゴービヨンドって感じで逆転勝ちをした時にその分スッキリします。

しかし、8部の敵は[5部のチョコラータ][3部のスティーリーダン]などのゲスキャラのように

スタンドでボコボコにする描写だけで何コマ、何ページも使ってもいいクソ野郎ばかりに思えますが、

敵はあっさり倒されるのでカタルシスを十分に得る事はなく次の話へ進みます。

敵に拷問をやって痛い目に見させたり、命乞いをさせたりしないので

新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のように凄く爽やかな気分にならない事も。

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ジョジョリオンは本筋のストーリーとの関連が薄い話はズバ抜けて面白い

ジョジョリオンはの中でも特に面白い所の一つだと言われているのが

定助東方常敏がクワガタバトルをする「毎日が夏休み」です。

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自分もこの辺がジョジョリオンで一番面白い部分だと思っているが、承太郎 君の意見を聞こう

ジョジョリオンは特に本ストーリーとの関係が薄いエピソードが面白く、

  • 「何の変哲もない道なのに そこを通ると高確率でカツアゲが発生するカツアゲロード
  • 「お金を使っても消費した以上に増えていく呪いのミラグロマン

など 生き抜きパートがむしろ引き込まれる事が多い。

ちなみにジョジョリオンの面白いエピソードには常秀の登場率が高い傾向にある。

カツアゲロードもミラグロマンのエピソードも常秀がメインキャラとなっており、

定助と東方常敏とクワガタバトルする「毎日が夏休み」の回も常秀が横でガヤをしている。

荒木先生の短編漫画である「岸部露伴が動かない」が面白い事もあってか、

ジョジョリオンの1エピソードで完結する回も強い。流石 荒木先生だ。

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余談:ジョジョリオンは謎を追って急いで読んではいけない

ジョジョリオンは序盤からずっと謎に包まれていますが、

「謎が気になる。この次どうなんのどうなんの」と

急いで読んでしまうと厄災が飛んでくるので、

謎は”追わせます”。

タランティーノの映画のように

登場人物の良さだったり、会話のやりとりの面白さ感じながら肩の力を抜いて読むと

ジョジョリオンの細かな良さに気づく事があります。

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