知る人ぞ知る名作漫画のジャガーン。
ジャガーンの原作を担当している金城宗幸さんは
アニメ化した[ブルーロック]や実写ドラマにもなった[僕たちがやりました]など
他にも数々の名作漫画のストーリーを担当している。
【完結済み】隠れた名作漫画ジャガーン、面白いのになぜか話題にならない
【完結済み】漫画ジャガーンあらすじ
ある日、人間に寄生して壊人化させるキチガエルが舞羽市中にばらまかれる。
キチガエルは寄生した人間の欲望を餌とし、
壊人化すると化け物のような姿になり、自我を失って凶暴化し暴れまわる。
主人公の蛇ヶ崎晋太郎は警察官を務めており、平凡な人生をつまらないと思いながら過ごしていたが、
壊人となった人間が暴れている現場に居合わせて、騒動に巻き込まれてしまう。
蛇ヶ崎にもキチガエルが寄生されていたが、完全な壊人化はせず
壊人の能力を持ちながらも自我を保てる壊人戦士のジャガーンとなっていた。
蛇ヶ崎はある目的のために舞羽市で暴れる壊人化した人間を倒し、
全てのキチガエルを集める事を決意した。
ジャガーンの面白いと感じるのは哲学的なテーマを扱う所
ジャガーンは主人公の蛇ヶ崎晋太郎がキチガエルに寄生され壊人戦士と化し、
壊人から世界を救うダークヒーローモノです。
同じダークファンタジーである「寄生獣」や「デビルマン」などのような一般人が超人化するタイプの作品で
一見ただのダークヒーローモノかと思われガチだが、
「人の欲望をテーマ」にしていることもあり、内容は結構哲学的でメッセージ性も強い。
「普通に生きて結婚して、そして死んでいくそんな人生に意味があるのか」
「この世界に救いなんてない、自分を救えるのは自分だけ」
など、人が生きる上でぶち当たるか、考えないようにしている人生哲学がこの作品には込められている。
「平凡な生活」については三島由紀夫が「死」について語った際、
現代日本への虚無感に警笛を鳴らしていた話が近い。
なんのために生きているか、人生に葛藤している人は是非この漫画を読んで欲しい。
登場人物は思うがままに欲望を解放して自分をさらけ出しますが、
各々の欲望のスタイルウォーズも どちらが正解、不正解というものも無く
考えさせられる場面が多いのも一つの良さです。
結構Hな描写が含まれるから友達や知り合いにはちょっとススメにくいかもしれない
ジャガーンは漫画としても面白く、人生の考えに対する知見を広げる事に繋がる人もいると思うので、
ダークファンタジー、ダークヒーローモノを求めている人に届けていきたい作品です。
しかし、ジャガーンには金城先生が原作を担当した[僕たちがやりました]と同じく、
Hな描写が盛り沢山なので、
[人前で下ネタの話はしない]、[ムッツリ助平なキャラを守りたい]などに該当する人は
ジャガーンをオススメする事が難しい立ち位置の漫画であると思います。
Hな描写が含まれる[ベルセルク]や[GANTZ]は、
公の場で話に出したり、人に勧める事も抵抗が無いが、
ジャガーンはなぜか人に勧めるのに抵抗が出てしまう。
その理由としてはジャガーンは特に工□漫画の要素が強いというのが大きい。
特に呂場端がカエルみたいな半壊人になり能力を使いまくる所はレ〇プモノの薄い本で、
タコの半壊人の男が 愛理という美人の体を奪った後、
女性の恋愛を楽しんでいく話はまんまTS(男性→女性化)モノのエ□漫画だ。
つまりジャガーンを人に勧めるという事は
自分は「催眠レ〇プモノやTSモノが好きで、TSってほぼBLモノだからBLもいける」
と受け取られてしまうリスクに繋がる。
そういう事もあってジャガーンの名はあまり聞く機会がないのかもしれない。
そしてジャガーンはHシーン盛り沢山であることから、
アニメ化、実写ドラマ化も厳しいので、世に広く知れ渡る機会が少なそうなのも残念ポイントの一つだ。
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