職場でも趣味の場でもインターネットでも様々な場面で「それはもっとこうした方がいいよ」とアドバイスをしている所を見かけたり、実際にアドバイスを受けることはある。
自分から助言を求めた時や本当に困っている時はありがたく感じるものの、
聞いてもないのに助言されたり、勝手にアドバイスをされる時はほとんど迷惑で不快に感じる場合が多い。
この「聞いても無いアドバイスする人間」が不快に思うのは 一部の人に限った話ではなく、全員に当てはまる話だそう。
【アドバイス罪】勝手にアドバイスをする行為は長期間に渡ってストレスを与えている
求められても無いのに余計なお世話を焼いたり、聞いても無いのに勝手にアドバイスをする行為は、
望まないサポートをした相手に対して長期間に渡るストレスを与えていることが ドイツの数百人の社員を対象にした実験で明らかになっています。
勝手なアドバイスで受けるストレスは、何もアドバイスが無い時以上のストレスを受ける上に持続時間も長いという最悪のストレスです。
円滑な職場勤務を進める上で重視されているのが「社員間のサポート」です。
問題ごとに直面したときに同僚や上司から的確なアドバイスや手助けを受けることは、社員のモチベーションを保ち、生産性を高めるのにつながります。
もし同僚や上司のサポートが一切なくなってしまえば、生産性も落ちますし、職場の人間関係もうまく行かなくなるでしょう。
その一方で、過剰なサポートは、サポートなしと同等かそれ以上に、マイナスの効果を産んでしまう恐れがあります。
同僚や部下がさして困ってもいないのに頻繁に助言したり、すでにできていることを無理に手助けしたり、あるいは彼らの意思を尊重せずに自分のやり方を強制したりする場合がそうです。
ひとことで言い換えれば、「ありがた迷惑」な行為といえるでしょう。
相手の望まない手助けは数週間持続する高いストレスを与える! より
求めてもいないアドバイスを受ける側としては「自律性において欲求不満が起きること」と言われていますが、他にも
- 間接的に自分に不手際があることを伝えられている
- マウンティングを取られている
- 相手の自己満に付き合わせられている
- 自分がナメられている
など 様々な要因からストレスを感じてしまう。
求めていないアドバイスをする側は「あなたのために~…」と言っておきながら、自分が気持ち良くなっているだけなので、
「余計なお世話を焼くのは優しくて思いやりのある人」ではなく、実は独りよがりの自己中心的な人物な面があります。
助言を求められるまでアドバイスしない
「わからないことがわからなくて助言が求められない」、「助言を求めにくい、または求められない状況」などの場面もあり、時にはお世話を焼く必要もありますが、その判断はとても難しいです。
嫌われてもいいという人は今まで通り世話を焼きまくってもいいと思いますが、
それ以外の人はまずは自分にヘルプを求められるまでは何もしないことを徹底するしかありません。
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