今は全世代かわかりませんが、ほとんどの日本人が秋葉原を「オタクの街」という共通認識を持っており、アニメグッズや電気製品が多い街として知られてしました。
外国人観光客もオタク文化をフルスロットルで楽しみたいなら秋葉原が定番の地域になっています。
そんな秋葉原ですが、「昨今の秋葉原はオタクが消えた」と認識されていることが増えています。
秋葉原からオタクが消えたと言われる一番の要因がネット通販の普及
特に店に出向く必要が無くても、インターネットでオタクグッズや電気製品を求めることが出来ますし、多分、電気製品であればほとんどの場合、店頭で買うよりネットで買った方が安くつくことが多いです。
中古で良いならフリマサイトでもすごい掘り出し物があったりします。
たとえ店頭の方が安く買えるとなっても、コンテンツを消費する時間の方に重きに置くオタクならコスパを考えて店に出向いて買うよりネットで購入しているかもしれません。
エチチなグッズを店頭で買える強いオタクはごく少数で、普通はオタクグッズを店頭で買うのに抵抗があると思いますから、ネットで買えるならネットで買う派の方が多いのは仕方のない事だと思います。
それに加えて「オタクだと思われたくない」「オタク趣味を持っていると思われたくない」人もいるわけですから、
秋葉原にいることでオタク思われたり、 店頭でオタクグッズを買ってオタクだと思われたりしたくない人も必然的にネット通販を利用する形になります。
秋葉原にいるオタクが集まれる場所が減っているのは確か
現在、オタクが集まれる場所は減りつつあるのは確かで、
2013年には電気街のパイオニアだった[秋葉原ラジオストアー]や[旧石丸電気]が閉店、この頃から明確に昔からいたガジェットオタクは減っている認識はあります。
オタクの聖地兼秋葉原のシンボルとしていた同人誌ショップ「とらのあな」も秋葉原から撤退しています。これも、前述した「ネット通販の普及」が影響しています。
[アニメイト]や[めろんブックス]などアニメグッズ関係の店があったり、[秋葉原hey]のようなゲームセンターのような遊べる場所があったりと、
現在も秋葉原にはアニメ関連でトップクラスではあるので、ネットのリサーチでは思いつきもしなかった堀り出し物と出会える面白さはあります。
【オタクはどこへ行ったのか?】オタクのコミュニティはそれぞれインターネットでも形成できるようになった
「じゃあオタクは基本的にどこにいるのか?」といえば、
インターネットでコミュニティが構築できる今は
SNSやVRChatなどのような場所で 自分の趣味が合う人間とネットで交流している場合が多いと思います。
オタクであれば、交流を秋葉原だけには留めず、日本全国どころか海外までも自分と同じ趣味の人間を探すはずです。
いざオタク同士でオフ会をするとなった場合でも、
秋葉原もオタクがオフ会しやすい場所ではありますが、
- コミケ開催地である[東京ビッグサイト]
- アニメイベントやニコニコ超会議の会場を主としている千葉の[幕張メッセ]
など、大きなイベント開催時に出向く場合が多いかもしれません。
動向としては「今のオタクは大抵のグッズはネットで購入できるので、イベントの時にしか出向かない」と見られ、
「ネットのおかげで地方でもオタ活することが出来、秋葉原にいなくても困らないオタクが多い」ことから現在は全国にオタクが平均化されている状況とも言えます。
秋葉原はオタクの街からインバウンドの街になった?
秋葉原は高度経済成長期からは家電が安く手に入る「日本最大の電気街」として成長、
その後はパソコン専門店が増加し「パソコンの街」へ、
そのパソコン関係のゲームをする層へ向けて「ゲーム、アニメの街」へと変貌してきました。
そして現在は「インバウンドの街」へと変貌をしていると言われています。
まだまだアニメやゲームの文化は残しつつも 現在秋葉原で多く見かけるのは、
外国人もしくはコンカフェ譲多く目立ち、夜はコンカフェ譲の客引き祭りという感じだそうだ。
路上はコンカフェ嬢と外国人しかしない
さて、秋葉原にいる人種についてですが、なかなかオタクを見つけることができません。
目に入ってくるのはネオン街よろしく、真っ昼間からずらっと並ぶコンカフェ嬢と外国人観光客。
そして聴こえてくるのは聞き慣れない外国語とコンカフェ嬢の猫なで声。
【悲報】秋葉原の”オタク離れ”はガチ。コンカフェ嬢と外国人しかいない
オタク街として強いのは池袋【乙女ロード】
秋葉原からオタクがいなくなったわけではありませんが、今はオタクの街として栄えているのが、池袋と言われており、
そこにオタクが身を移しているのではないかとも言われています。
秋葉原は男性のオタクの街と言われているのに対して、池袋は「女性のオタクの街」と言われているので、
男性オタクが行けば少しアウェイ感があるかもしれません。
「乙女ロード」はオタク女子の未来地図
重要拠点が立ち並ぶ池袋駅東口は、もはやエリア全体がオタクタウンの様相を呈しているのだが、その発端となったのはやはり「乙女ロード」だろう。
ポケモンセンターやプラネタリウム、水族館などを内包する複合施設「サンシャイン60」に面した通りで、同人誌やアニメグッズ、コスプレ衣装やウィッグの専門店、執事喫茶などが軒を連ねる。この地には1980年代からアニメショップが点在しており、2000年代、アニメイトによる「女性オタク狙い撃ち」の商品展開で一気に“乙女文化”が花開いた。
先にのぞいたアニメイト池袋本店は、旬の作品のグッズが整然と並ぶ「オタクの百貨店」だが、乙女ロードはよりマニアックで、入手困難な品々が雑多にひしめく「オタクのジャングル」だ。己の足と眼、嗅覚を頼りに、お宝探しを心ゆくまで楽しめる。
進化と深化が止まらない!女性オタクの聖地―2023年、池袋「乙女ロード」の歩き方
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