自分が好きな映画、小説、漫画作品をプレゼンをする際に
あらすじの説明能力が如何程のものかがモロに出ます。
作品の感想を言って友達勧める時もただ「面白かった」だけでは作品の魅力が伝わらず、
面白いと感じた部分に着目して言語化しなければなりませんが、
それを上手く説明するのも難しかったりします。
[プレゼン力]小島秀夫監督が行っているトーク力が上手くなる方法
あるプロジェクトチームでは、毎日、朝礼と終礼を実施している。
「今日の目標を一人ずつ話してもらい、コンセンサスをとります。そこで何をするかというと、社員の顔色を見るんです。例えば辛そうな人がいると話を聞いて、『あ、彼女に振られたんだ』とわかれば手も打てますが、定期的なリモート会議だけでは、なかなかわからなかったりしますから。また、終礼では起こった問題や目標の達成状況を発表してもらうことで、できるだけ早く解決ができるように。あと、朝礼では、“今日の一言”もやっています。1日1人、順番に、こんなことがあったとか、こんな映画を観たなど、10分程度話してもらうのですが、まず、プレゼン力のトレーニングになります。また、順番は決まっているものの都合で出席できない人がいたりと突然順番が回ってくる場合があり、そのために日々、アンテナを立ててネタをストックし、話をまとめておく必要が出てくるんです。そういう目線を持って過ごしていると結構、世の中が見えてきますから。さらに、ただ“映画を観た”という情報で終わらず、それを自分がどう思ったか、また、“自分は好きだけど興行的にはどうか?”など、クリエイターとしてどう思ったかを考えることが重要に。情報と主観とプロとしての視点を一つの話に入れていくことを1年くらいやっていると結構、普通の人間ではなくなります。いくらでもインタビューに答えられますよ」
ゲームクリエイター・小島秀夫監督が語る、創作現場で一番重要なこととは? より
小島監督のある開発チームでは朝礼の際、
1日に1人 順番に「最近の出来事」「どのような映画を観たか」など
10分程度話して プレゼン力のトレーニングをしているとインタビューで話しています。
職場でいきなり「朝礼で1日に一人、10分話し続けてもらいます」と聞いたら
「嫌やな~…」となりそうですが、これを続けていればクリエイターとしては必要なスキルが培われていくと思います。
10分を1人だけで話すのはかなり長く、日常生活からネタを用意しておかなければ場が持ちません。
そのため、日々 アンテナを立てて「映画を観た」だけの情報では終わらせずに、
そこから「どう思ったのか」を考えて話を広げていくことが求められます。
日記のように、書き始めは 2、3行しか書けないみたいな日が続くものの、
日にちが経つにつれて 日々の細かい出来事から話を広げれるようになり、
段々日記に書く事が増える感じになっていくのではないでしょうか。
小島監督曰く、一つの情報に対して様々な視点から話を切り込んでいくことを1年も続けていると、
いくらでもインタビューで話せるような人間になれるとのことです。