Mildom(ミルダム)はDouYu Japanが運営しているゲームストリーミング中心の配信サイト。
2019年9月にミルダムが解説されましたが、2024年9月1日をもってサービス終了する運びとなります。
ミルダムはなぜ過疎り、そのまま終了してしまったのか?
ミルダムは大手配信者を呼んでいたが住民獲得に力を入れていた
mildomは中国の大元の企業が運営するサイトで、ありえない程の資金を持っており、
その札束を持ってして、過去に日本の数々の有名配信者が引き抜かれ一時期話題になった配信サイトです。
mildomが始まった当初はYoutuberのヒカキンさんや格闘ゲームのプロゲーマーのウメハラさんなど
もうやりたい放題の引き抜いており、
多数のタレントが次々にミルダムでゲーム配信を始めていました。
ミルダムの元配信者やオファーが来た人の話によれば
ゆゆうたさん「いや、1億なんてもんじゃないよ。すみません、桁が違います」
加藤純一さん「1カ月に1時間の配信だけでも億」という条件
たぬかなさん「ミルダム時代の収入は、給料と合わせて100万はいってないぐらい。あのアクティブ(30~50人)でそんだけ貰ってた。」
など数々の逸話があり、なんとか有名配信者を呼んで住民獲得に力を入れていました。
しかし、有名人の引き抜き作戦である程度は住民を呼んだものの、
契約終了でmildomからyoutubeやtwitchへ帰っていった配信者と共にその視聴者も去ることとなり、
現在はmildomに残る配信者の視聴者数は多くても2桁、トップレベルで100人いくかいかないかぐらいであす。
視聴者がミルダムに定着しなかった理由
mildomはかなり頑張って有名どころの配信者引き抜いていましたが、
twitchやyoutubeからmildomへ移住するとなると
だいたいの配信者が視聴者数が半分以下になる程 視聴者が減少する現象が起きていました。
mildomだと基本的にヒカキンさんも視聴者3000人、はじめしゃちょーは視聴者1000人にいかないぐらいという感じで、
youtubeやtwitchで配信してたらいつも見てたという人も、mildomに辿りつけない人が多数いたと思われます。
mildomに見に行かなかったのは、
私の場合はシンプルに「腰が重く、めんどくさい」という理由の他無かったが、意外とこの理由で見に行かずにいた人は多かったようだ。
「配信を見る行為」はいわば”習慣化”されたものでもあり、
配信を見るためにyoutubeやtwitchを息を吸うように開いて誰かの配信を開くといった習慣がある人は
特にmildomに寄り付き難く、たまにmildomに寄ることはあっても気づいたらもう見なくなっていることはあると思います。
youtubeやtwitchのような大手だと「実家のような安心感」みたいなものがあるんですよね…
テレビだと1ch、3ch、12chを開き慣れてなくて、いつの間にか見る選択肢に入らなくなってるようなものかもしれません。
余程「心の底から見たい」と思わされる配信者がmildomで配信しない限りは開かないですし、
結局、配信者に付いてきてmildomに来たという人も目当て配信者がmildomを去れば、一緒に去ってしまいます。
投げ銭システムが重要だったが定着しなかった
ミルダムの運営方法は視聴者による投げ銭をメインで収益を得るシステムを採用しており、
そのため広告が一切流れないという強みがあります。
配信者に100円のギフトを投げ銭した場合の配分としては
「70円がmildom運営」「30円が配信者」の割合で入ります。
配信者に入る投げ銭の割合が少ない代わりに、運営は配信者に月給を支払っていたんですね。
mildomの運営は視聴者の投げ銭が主となるビジネスモデルでしたが、
「投げ銭システムが思っている以上に定着がしない」「投げ銭はあるけどそもそも視聴者数が足りない」などで
「広告も無しにどうやって利益を出してるんだ…」という謎がありましたが、、、、
ミルダムは他の配信サイトよりも優れている点
mildomが他の配信サイトよりも優れていた点で言えば、
- 広告が流れない
- 高画質で遅延が少ない
- ランキング制度でモチベを保ちやすい(配信者側)
などがあり、特に広告が一切流れないのがmildomの強みとも言えます。
mildomのビジネスモデルとしては
twitchなんかは30秒広告が短い期間で流れたり、下手したら1分広告が流されることもあるので、ストレスになる方はなります。
配信サイトとしてのミルダムのデメリット
mildomは配信サイトとして
- 一部のゲーム会社の配信ができない
- 配信者のページを開くたびにコメント欄に通知が行ってしまう
などのデメリットがあり、任天堂やcygamesといったゲーム会社の配信は制限をかけられていました。
また、mildom配信者のページを開くたびに「〇〇が入りました」と自分が来たことがコメント欄に表示されてしまうので、
入室したのがバレてしまったROM勢は落ち着いて見れないというのはかなり痛い点でもあります。
配信は自由に見たいというのもあるので、
「この人はいつもコメントしてくれてるのになんで今日はコメントしてくれないんだ…?」みたいな読み合いが発生するのも苦になってしまいます。
こんな小さなことでも、割と気にしてしまう人はmildomを後にしてしまうこともあります。
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