ボクシング・バンタム級の試合井上尚弥選手が12月14日(火)に試合が行われました。
対戦相手は現在IBF6位ケンナコーン選手(タイ出身)。本名はアラン・ディパエン
ボクシングをたまに見る人からはちらほらと
「カシメロといつ戦うんや」「ケンナコーンってマジで誰なんや!」
という声があります。
プロキャリアが短いということもあり、確かに情報がかなり少ないです。
今回行われる試合はだいたい9対1ぐらいで井上尚弥が勝つだろうという予想がされていますが、井上尚弥は強い相手としか戦わないので、油断はできないかなと思っています。
過去にマイク・タイソン vs ジェームズ・バスター・ダグラスのような大番狂わせがあるので、スポーツは何が起こるかわかりません。
ケンナコーンの色々
名前:ケンナコーン・GPPルアカイムック(アラン・ディパエン)
IBF世界ランキング…6位
年齢:30歳
身長:162cm
戦績:12勝2敗(11KO) 現在6連続KO勝利
このKO率はなかなかは怖いですね。負けた試合とデビュー戦以外すべてKOしています。
ケンナコーンは2敗していますが、2戦とも対戦相手のアウェーで負けた試合です。(今回の試合も東京で開催されるので井上尚弥のホームとなります)
負け試合のうちの1試合はスプリットデシジョン(3人の判定が2対1に分かれること)になっており、これが無ければ10連勝していることになります。
井上尚弥は過去に当時30連勝中だったヨアン・ボワイヨ、10年間無敗だったジェイミー・マクドネルなど戦績がおかしい人達のせいで霞んで見えるかもしれませんが、決して侮れません。
ケンナコーンは2年前に来日して東日本新人王である荒川竜平選手と試合を行っており、 2R TKOでで勝利しています。プロキャリアはまだ3年目ということもありボクシングの試合数は少ないですが、まだコ○ナ禍に入る前の2019年にはかなり短いスパンで試合数をこなしています。
ケンナコーンは、ボクシングをする前はムエタイの選手でした。ムエタイの選手は短期間に試合を何回もこなすため実践値は高いと言えます。更に、ムエタイの選手になるにはハードなトレーニングを行う必要があります。そのハードトレーニングを乗り越えたケンナコーンはかなり頑丈な選手ということがわかります。
ケンナコーン選手との試合になった理由は?
防衛戦の指名挑戦者はランキングの高い順からチャンスが得ることができます。やるならIBF1位か2位の選手ですね。
しかし、現在のIBF1位、2位は空位となっています。
3位のリー・マクレガーは5位のジェイソン・モロニーと対戦が決まっており、
4位のポール・バトラーはWBOバンタム級王者のカシメロと対戦予定となっています。
IBFランキングの中で試合ができてかつ、順位が一番高いケンナコーンが試合をすることに決定しました。
ボクシング有識者の試合展開予想、見解
ケンナコーンの身長162センチということもあり、リーチは井上尚弥の方がリーチは有利です。
ケンナコーン側が井上尚弥を倒しに行くのなら、早めに勝負を決める1R KOしかないといけないんですが、井上尚弥の最初のジャブの威力にびっくりしていまって腰が引けてしまい、前に出ることができなくなる。ジャブを打たれてガードを上げて固めている間に左ボディを打たれてダウン。早くて1R、遅くて2Rで井上尚弥選手が勝つと予想されています。
有識者の予想を見たまとめ
様々な意見を見ましたが、やはり井上尚弥が9割方勝つだろうという意見が多かったです。井上尚弥が勝つのは確定した上での試合展開予想までされています。ケンナコーンも決して弱い選手ではありませんが、井上尚弥は世界チャンピオンでも倒せないほどの強い選手なので正直かなり厳しいですね。井上尚弥はパンチ力というよりディフェンスの技術がとても高いので、パンチを貰って大番狂わせになる展開にもなりにくいです。しかも、ケンナコーンは井上尚弥との相性が悪いように見受けられます。井上尚弥が普通にやる限り、ケンナコーンが勝ち星を拾うことはかなり難しいでしょう。
ということで井上尚弥を応援している人には安心して試合を見てくださいと自信を持って言えます。
追記:試合は圧倒的でしたが…
井上尚弥選手VSケンナコーン選手(アラン・ディパエン)の試合は8RのTKOで井上尚弥選手の勝利でした。
内容は井上尚弥選手が一方的に有利な展開だったのですが
やはりアラン選手はムエタイ出身ということもあって
井上尚弥選手のパンチを何度も耐えるほどのタフな選手でした。