ちいかわが日本だけじゃなく、なぜ韓国や中国などの海外でも人気になったのか?

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日本でのちいかわといえば今や国内で一番勢いのあるSNS発のゆるキャラで、まだまだちいかわの知名度は広まりつつあります。ちいかわは日本だけには留まらず海外への進出もしており、コラボカフェ、コラボグッズなどの展開もしている程。

中国のちいかわコラボショップは行列ができる

中国ではちいかわが人気のある一方でちいかわのキャラをヤバい呼称をしていたこともあったという。

韓国で日本のキャラクターがブームになることも、ちいかわも人気キャラクターのひとつに

■韓国でブーム加熱、ポケモンパンやサンリオ、ちいかわ、おぱんちゅうさぎも人気

 近頃、韓国の若者たちが日本のキャラクターに夢中になっている。2022年には、「ポケモンパン」が入手困難になるほどの大ブームに。BTSのRMが「お願いだから、もっと売ってください」とInstagramストーリーで言及したことも話題となり、人気に拍車がかかった。

 「韓国では1990年初頭にポケモンパンが発売され、子どもたちの間で封入シールを集めるのが大流行しました。今回の“ポケモンパン現象”の担い手は、若者~大人世代になった当時の子どもたちです。韓国では今、空前のレトロブームなんです」

 そう語るのは、韓国の最新エンタメ情報を発信するウェブメディア『スポーツソウル日本版』のコウ・ユンチョルさん。日本の若者の間でもレトロブームが続いているが、韓国も同様で「古い喫茶店やネオンの居酒屋が若者で賑わっている」とのことだ。

 「なかでも韓国のレトロブームを牽引しているのが、1990年代に進出した日本のキャラクターです。 幼い頃に好きだったキャラクターに触れることで、『安心する』といった声があるようで、忙しい日常を癒す存在になっているようです」

 そのほか、ちいかわやおぱんちゅうさぎといったSNS発のキャラクターも、日本と時差なく人気を博しており、「アイドルやインフルエンサーがSNSで紹介して火がつくことが増えている」(コウさん)という。

想像以上にキャラクター大国の韓国、唯一のNGは…?「ポケモンパン」や「サンリオ」「ちいかわ」人気で“逆輸入”の動きも

なぜちいかわは海外でも人気になったのか?

ちいかわの作者のナガノさんは「自分もこういう風になって暮らしたい」という願望からちいかわを描き始めていたというエピソードがあります。

ちいかわの可愛さも人気の理由のひとつですが、ちいかわのストーリーはダークさもありながら、どこか自分達が生きる世界に似ている部分があるので、そこに無意識に親近感を湧いているという点もあると言われています。

人気のヒミツ2 【独特なストーリー性】

Z総研トレンド分析担当 道満綾香さん】

「頑張っても報われないみたいなところや、突然何かに襲われてとか、この何年間かでつらい現実っていう状況も増していると思っていて、(ほかのアニメは)ハッピーエンドや楽しいものが当たり前みたいなところがあったかと思うんですけど、そうではない「人間味」があるなっていう」

大人気キャラクター“ちいかわ” 人気の理由はかわいさだけじゃない 「世知辛い世の中だけど、頑張って生きている姿」 より

中国の若者も仕事と生活に追われたり、ストレス社会に揉まれたりする日々だけど頑張らないといけません。そんな中国の若者がちいかわに自己投影しやすいからこそ人気が出ている理由だと考えられます。

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