「あの祠壊したんか!?」がなぜネットミームとして広がったのか

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2024年10月、「お前あの祠壊したんか!?」といった構文のネットミームがどこからが広がり、祠ネタがSNSで流行っていた。

SNSでは誰もが「祠、祠」というものだから、ついていけていない人はなんのこっちゃという気持ちになっています。

【元ネタ】祠ネタが流行ったきっかけ

X(Twitter)で文町さんというユーザーが投稿した内容がきっかけで「祠ネタ」が流行ったとされています。

よく分からん村の爺さんに「あの祠を壊したんか!もうダメじゃ!」って言われるよりも、 無精髭に長髪の喫煙者30代男性から「あー、あの祠壊しちゃったの?それじゃもうダメだね。君、たぶん死ぬ」って言われる方が無理。(@machi_trpg)

物語冒頭、都会から田舎に引っ越してきた転居者が、故意ではない形で村で言い伝えられている祠を壊してしまい、

祠の伝説を知っている年長者、村長辺りの人から「お前あの祠を壊したんか!大変じゃぞ!」という展開は

ホラーゲームやミステリー作品のような創作物でよくありそうなパターンですが、

祠を壊して大変なことになる創作物がありそうで無いのに、「ミステリーあるある」の既視感があるのがすごいなとしみじみ思います。

村で封印されているその伝説的なものはだいたい槍を引っこ抜いたり、紐を解いたりなど、

ちょっとしたことで騒動になる作品が多いですが、「祠を破壊する」のはわかりやすい表現ってだけで、創作物にはあまりないように感じます。

「そのヤバイ祠を壊したバッドなニュースは村の年長者が聞いて騒ぐよりも、

[無精髭、長髪、喫煙者で妙に落ち着いた30代男性]から「あー、あの触っちゃいけない祠壊しちゃったんだ。君もうダメだね。確実に死ぬよ」と宣告される方が死亡率高そう」という投稿が多数の共感を得て、拡散される形となった。

この祠ネタ。一見、回避不可能の死亡フラグには見えますが、

創作作品で明らかに危険な祠を壊すレベルのやらかしをするのはだいたい主人公なので、

大変なことには巻き込まれはするけど最終的にはなんとかなっていることが多いような気がする(主観的な感覚)

祠を破壊して無精髭、長髪の肝が据わったおじさんから死の宣告を受けても、

口では「死ぬよ」と言っておきながらだいたいそのおじさんがなんとか解決策を提示して助けてくれる場合が多い。

祠ネタ擦られすぎだろ…便乗して祠に纏わる話も紹介される

最近読んだ漫画の中で[祠ネタ]に近い展開があった作品

光が死んだ夏はモクモクれん先生による漫画作品。『ヤングエースUP』にて連載中

祠ネタを聞いて即座に頭に浮かんだ作品がこの「光が死んだ夏」という作品。

祠ネタのような展開はほぼ出てこないですが、

  • 村に伝わる化け物
  • その伝説を知っているビビらしてくる人
  • 村の化け物に詳しい良い感じのおじさん

など 祠ネタの素材は全部出てくるが、うまい具合に混ぜられています。内容は説明不要。(ヤングエース公式で第1話が読めますが最初から既に面白いので)

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