[陰キャ]と[陽キャ]という言葉は、カーストを気にする学生時代によく使われていましたが、
最近になってから[陰キャ]と[陽キャ]とはまた違う、新しい人種を指す[無キャ]という言葉が使われるようになってきています。
陰キャ…行動が消極的で人前に出る事が苦手
陽キャ…明るい性格で人付き合いが得意
無キャとは 文字通り”何も無い”人のこと 特徴が無いのが特徴
無キャは文字通り「中身が無い人」の事を指し、
「陽キャのように人と関わることや打ち込むもの」も無ければ、
「陰キャのように趣味が無く、自分の考え」もありません。
無キャの代表的な特徴
- 基本的に無気力
- 個性が無い
- 無趣味なので、家に帰ったら何もしないorネットサーフィン
- 自分が無いため、周りに流されやすい。人の意見を聞いて考えをコロコロ変える
- 目標が無い、打ち込むものが無い
- 人と関わろうとしないため、関係が深まらず上辺だけの友達しかいない
- 好奇心が無く、流行りのコンテンツには少し触れる程でハマったりはしない
※無キャの細かい特徴は他にも転がっています。
無キャは陰キャ寄りの性質を持っているため、
陽キャから見た場合は「陰キャ」と「無キャ」と違いがわからず 大して変わらないことが、
「無キャ」という言葉が世にあまり浸透していない、聞かない理由です。
【バーナム効果】社会人になったら”無キャ”になってしまう人が多いのでは
学生時代は[スポーツ][音楽][絵]など打ち込むものや趣味があったものの、
社会人になって一人暮らしするようになると、時間とお金と心の余裕が無くなってきて、
気づいたら「かつて夢中なっていたものにも興味が失せて」
無気力、無趣味になっている人も多いのではないでしょうか。
余裕が無い社会人時代に無キャ予備軍になっている人が増加傾向にあると思いますが、
本質的には無キャではないのに、状況的に無キャの特徴にほとんどが当てはまってしまう
「バーナム効果」になっている場合もあります。
先天的(または素質有)な無キャは「他人からの批判を受けないようにしている」ため主体性がない
先天的な無キャは「他人から批判を受けないようにすること」を行動原理としており、
主体性を捨て、「人と深く関わらないように」したり、「人の意見を聞いて手のひら返し」をするようになります。
ネットが普及し始めてから、批判の目を気にするようになる機会が増えた事で、
多数派を良しとし、自分を意見を持たずに、周りに流されることで他人からの批判を回避するようになります。
長い間「他人からの批判の回避」をしていると、それが無意識に自分の行動理念として取り込んでしまい、結果、無キャが完成してしまいます。
自分が[無キャ]でも気にならない、むしろ無キャが良いなら問題無い
潜在的に無キャに向いている人もいて、無キャだって一つの個性になったりもします。
[仕事から帰ってきて何もしない]、[ネットサーフィンすることが楽しみ]、[何もしない休息]も一つの娯楽で
「自分の生活スタイルに満足している」、「無キャでも上等」なら特に無キャでも気にする必要はありません。
また、趣味はあるけど悪い意味で趣味に溺れているパターンがあり、
- 「楽しくないソシャゲをやって課金しまくっている」
- 「別にやりたくもないギャンブルにのめりこんでいる」
- 「特に好きでもないアイドルを妥協で追いかけている」
- 「周りの友人がやっているから流されて自分も楽しくない娯楽に時間を使う」
などを自分の時間とお金がマイナスになる割にまったく楽しくない趣味をやるぐらいなら、
無趣味の方がマシだったりします。
無キャは陽キャや陰キャのように簡単に変わらない
無キャは習慣が性格が身についたのもなので、陰キャと同じように簡単に脱却できるものではありません。
軽度の無キャである場合は、なんとか趣味やハマれるものを見つけて打ち込む必要がありますが、
[気力がない][好奇心が無くのめりこめない]のもまた無キャなので、
無キャの才能があればあるほど、無キャからの脱却は難しくなります。