健康で文化的な最低限度の生活を国民に保証するために国が設けている制度である生活保護。
単身であれば、一人あたり月10万~13万円の支給がされる。
この制度を受ける受給する際に、受給理由を書かなければいけないが、
その欄を「思想上の理由(働きたくないため)」と書いて生活保護を受けたという話が話題になった。
受給理由:思想上の理由(働きたくないから)で生活保護を受けている話
受給理由を思想上の理由で生活保護を受けている話 ざっくり要約
- 「受給理由:思想上の理由(働きたくないため)」と書いて生活保護を受け始めて3ヶ月
- 生活保護は簡単に受けられる
- 憲法22条や勤労の義務などの憲法や生活保護法を解釈しても問題は無い
- 借金を背負っていたが、放っておく事も出来る。(生活保護のお金で借金返済できないため)
- 自己破産すると費用が50万円程かかるが、生活保護は無料破産
- 働けばお金を得られるが、本当に必要なものはそう多くない。
- 世の人々は、当人たちが信じている以上に働きたがっている(持論)
- 無職であり続けるためには孤独、社会や他人からの目に耐える才能が必要
- 無職が増えれば、仕事をやりたくもない人々と奪い合う状況は緩和されるので より多くの人々が幸福に暮らせる
詳しくは本文より
「働いてもらえる賃金が少ないなら生活保護受けた方が良い」、
「本来は健康や失業などの理由で困難に陥った人の救済だろ」「お前人のモノ(税金)を…」ともちろん賛否両論ある。
生活面や社会面など面からも 生活保護を受けた方が良いパターンもある
国や時代が違えば「働かなければ生きていけない」状況でしたが、
現代の日本は生活保護という逃げ道があるので、働かなくても生きていける程恵まれています。
「じゃあ働く人が減ればインフラが回らなくなるんじゃないか」と疑問に思うかもしれませんが
思っている以上に「仕事周りに生きがいを見出だしている人」「お金を欲している人」が多く、
生活保護制度があっても長い間破綻せず続いているので問題は無いと思われます。
たとえ労働をしたとしても「働いて得られるお金が少ない」「働いても本当に欲しい物が無い」のであれば
生活保護を受けた方が良い事もある。
地方でよく見る時給1000円程の仕事をフルタイムで入ったとして「給料はだいたい16万円程」で
そこから更に保険料税金等が引かれてしまいます。
月給25万円に満たないなら生活保護を受けた方が時間が増えるし、精神的に楽にもなります。
この問題は薄給の割にしんどい仕事でも応募者がいる事なので、
「生活保護受けるより働いた方がマシ」と感じるぐらいまで
求人の時給を上げてもらい 割に合うようにする政治的面も含まれている。
実際、海外の求人では応募者があまりにもいないので、
時給をかなり上げてやっと雇用者が募ったという話もあります。
働かない方が良い人もいる?
「薄給の重労働」は真面目にやるのが馬鹿らしくなり生産性が下がるので、
雇う側も労働する側にも良い事はありません。
「働きたく意思が無い」や「仕事にやりがいを感じない」人の場合
[働く気が無い]→[仕事が適当になる]→[ミスや大惨事が誘発]に繋がってしやすくなります。
ナポレオンの名言である「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」という言葉があるように
問題を起こしやすい人が何もしない事で円滑に仕事が回るなんてことは
労働したことがある人誰でも痛いほど実感しているはずです。
生活保護は受ける上で様々なデメリットを覚悟しなければならない
働きたくないという理由で生活保護を受けるという話ですが、
これにも一種の才能が必要です。
生活保護を受給するにあたって
- 他人や社会からの目が痛くなる
- 貯金が出来ない
- キャリアが積めない上に、経歴に穴が空く
- 国が制度を急に取りやめるかもしれない不安がある
など、色々問題がついて回るので、将来での不安が大きくなってしまいます。
一生生活保護でもいいやと思っていても、国が生活保護制度を取りやめたり、
働かなければいけなくなった時に「キャリアを積んでいない期間」が響きます。
この「簡単に生活保護を受けられる」と聞いたとしても
結構な強い意志や胆力が必要とされるので
なんやかんや「労働を続けたり」「生活保護受けるぐらいなら…」と実行に移す人はほとんどいないと考えられます。
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