【ネタバレ注意】漫画[グレイプニル]が最終回を迎える 振り返りや感想[完結]

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2015年から連載開始された武田すん先生による作品[グレイプニル]が

2023年4月20日に発売された月刊ヤングマガジンで最終回を迎えました。

【ネタバレ注意】漫画[グレイプニル]が最終回を迎える 振り返りや感想[完結]

初登場時のエレナのキャラがおかしかったこと

クレアの姉であるエレナの初登場時は

「着ぐるみに変身した修一の中に女が入っている」とわかると、

激昂し着ぐるみの修一の首をブチッと捥いでしまいます。

修一は首を治さないまま変身を解いていたら死んでいるという 九死に一生スペシャルで、

序盤のエレナは「本当にヤバイヤツだ」というイメージが植えつけられたと思いますが、

物語が進むにつれ 過去に出来事がわかる度に、エレナは本当に良いヤツだったとわかります。

エレナから感じた臭いの元は「エレナが追っていたほのか」のもので、

両親を殺害したのも「存在を抹消されるぐらいなら自分の手で殺めた方がマシ」との考えからだった。

最終回まで読み終えて、序盤のあのヒステリックエレナはなんだったんだろうみたいな引っかかりがある

そこまで重要な事でもなさそうだし、「序盤だしキャラも定まってなかったのかな?ま、いっか」という感じで読み飛ばしていったも多いと思います。

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[グレイプニル振り返り]ラスボスが大したことないモブだと思っていたまさかのアイツに

本作のラスボスが頭が映画泥棒の池内というトンデモ展開に。

池内は修一とクレアが情報収集のために入った能力者グループの一員でしたが、

池内は山でコインの収集者の円(まどか)グループと対峙した時に、

圧倒的な戦力差から修一達のグループが絶滅しかけた時に池内だけ逃走していました。

結局、修一とクレアの策で円のグループは壊滅しますが、

その後、円が死ぬ寸前に森で逃げ回っていた池内に出会い、

円が今まで集めていた大量のコインを託します。

引用元:武田すん『グレイプニル』

そこから、池内はずっと森の中を彷徨っていましたが、

最終局面で修一が全てを終わらせ、世界が救われそうになった所に池内がそれを阻止します。

池内は山に籠っている間、吉岡を助ける思いでコインを集め続けていましたが、

いつの間にか吉岡の存在をほのかに抹消されていたため、なんのためにコインを集めていたのかわからなくなり、

修一とクレアに対する恨みと憎しみだけが残ってしまった模様。

池内は独自でコインを100枚集め終えていましたが、

その使い道は修一達に「自分と同じ苦しみを味合わせたい」というとんでもない願い事。

それに加え、池内は虚無ほのかと合体し、総額コイン200枚の力を持つラスボスになるという展開に。

元々、池内は「自分が見たものを録画する」という能力で盗撮したり、

その能力の戦闘面での弱さから敵前逃亡したりと

他作品で登場すれば雑魚死することがお約束されている程のキャラですが、

本作品では「弱者側の絶望」を掲げてラスボスになるとは…

こんな理不尽な逆恨み案件は現実でもありそうな話です。

修一たちに問いかけた「少しでも俺を思い出した事はあったか?」という言葉、

これは読者側もドキッとしたと思います。

自分は本当に「そういえばあいつの伏線回収してないな…」と一瞬だけ思い出しましたが、

流石に死んだか、ほのかにひっそり存在を消されたかと思っていました。

池内程のモブが大出世してラスボスになる展開は見た事が無く、 ヤバさと共に面白さもありました。

ちなみに池内は アニメ版で紗耶香の能力である髪の毛のチョーカーで死亡という展開になっています。アニメ化した時どうすんのこれ…

台本作った人も「こいつ殺してもなんも問題ないか」と思ったぐらいモブだったから…

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最終回は大団円を迎えたが、犠牲が大きすぎた

修一は宇宙人のコイン200枚分の虚無と力を着ぐるみの中に封じ込めたものの

なんやかんやで生きており「力が暴走することを恐れて」様子見で隠居生活を送っていた。

最終決戦の騒動で、宇宙人のコインの存在が世界で明るみになり、

コインの力を求めて世界中の人間がコインを奪い合い、高額で取引される世界に。

コインを手に入れた能力者が町で暴れまわるのを、修一とクレアが治安維持をしていくという

「俺たちの戦いはこれからだ」エンドとなった。

存在を抹消された者達が生き返るというハッピーすぎるエンドは無く、

修一の親やケモ耳の吉岡も存在が抹消されたまま…

エレナも物理的に死んでしまったけど、

スバルや三部、(髪の毛チョーカーの)小柳のグループも生存したし いいか…

となることはなく「すれ違いとかどうしようもない事の連続で人が死に過ぎだ~w」という感じで しっかりSAN値が削られました

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