昨今の日本には「将来、独身でも問題は無い」と考え、結婚しないまま独身を貫こうとしている若者が増加傾向にあり、
将来、日本は人口の約半分が独身になる見立てとなっています。
独身というと、つい未婚者のことを思い浮かべがちですが、有配偶者以外はすべて独身なのです。つまり、15歳以上の全人口に占める独身者(未婚+離別死別者)数は、20年後には男女合わせて4800万人を突破し、全体の48%を占めます。人口の半分が独身生活者となる、「ソロモン」の国に日本はなるのです。日本のソロ社会化は不可避で、確実にやってきます。
2035年「人口の5割が独身」時代がやってくる より
独身が増えている理由としては
- 出会いの機会が無い
- 一人でも生きていける社会になり、結婚の必要性を感じなくなった
- 一人の気楽さの方が大事と考えている
- 金欠で交際費が無い
など様々で、特に「出会いの場所が無いこと」が一番ネックとなっているそう。実際、在宅ワークやリモート授業などで更に人との出会いが減ったので、かなり深刻な問題となっています。
40代、50代独身の孤独さは異常?ミッドライフクライシス陥るとこうなる
若者の独身は問題無いものの、中年以降から独身の状態が長く続くと[クォーターライフクライシス]、[ミッドライフクライシス(中年の危機)]などに陥ってしまうことが多く、
漠然とした将来への不安や焦りを覚え、心にわだかまりを抱えてしまいます。これは全世界共通陥っている心理的危機だそう。
今は若くて熱中できる趣味や仕事、遊ぶや話せる友達がいて大丈夫だとしても
将来、熱中できていたものがある日を境にいきなり冷めてしまい、周りの友達が結婚し家庭を優先して、徐々に関係が薄れていった時に陥りやすいのかもしれません
ミッドライフクライシスに陥った時の対処方法
この「自分は本当にこのままでいいのか?」といった焦燥感に駆られた人は、
何か新しいことを始めようと転職をしたり、婚活をしたり、はたまた新しい趣味を探したりと色々チャレンジをすることが多い模様。
ちなみにミッドライフクライシスの対処法のひとつに「新しいことを始める」というのはちゃんとあるので有効な手段ではありますが、あくまで身を滅ぼさない程度として勧められています。
「中年の危機」への対処法
◆新しいことを始める
これまで興味があったけど後回しにしていたことを新しく始めてみるのもおすすめです。スポーツや一人旅など、新しく始めることで視野も広がりますし、何か新しいことをしている時期は前向きな気持ちになりやすいです。ただし、ポイントは「今やっていることを大きく変えずに新しいことをする」ことです。急な転職や起業など「今までやってきたものを辞めて新しいことをする」ことは、焦りや不安からするべきものではありません。今やっていることは続けつつ、何か新しいことをプラスで始めてみましょう。逸脱行為は厳禁です。
「中年の危機(ミッドライフ・クライシス)」とは?原因と対処法について