M-1グランプリ2023の優勝コンビである[令和ロマン]ですが、
番組の平場や回しが得意で、なんでも出来そうな芸人でありながら
「基本的にテレビに出ない」と宣言していました。
令和ロマン以外にも能力が高くてテレビ出演が出来るのにも関わらず、
テレビには出たくなくて出演を断っている芸人もちらほら聞くので、テレビ出演を重視しないような考え方もめずらしくないように思えます。(同じくM-1を優勝したミルクボーイも劇場を優先させたいという理由でテレビに顔を出すことは少なかった)
そんな令和ロマンが「なぜテレビに出ないのか?」の理由をテレビ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で真相をぶちまけています。
令和ロマン テレビに出ない理由を簡潔に
令和ロマン「テレビ番組に出演しない」の発言には誤解があった
M-1優勝後の「テレビ出演を断っている」という発言は
実はNON STYLEの石田明さんのYouTubeチャンネルが発端で、
「くるまはテレビとかどうすんの? 選んでるの?」という振りに対して、
「まあそうですね……基本的にはあまり出ないって感じにしていますね」と答えたことがきっかけのようで、
この出来事に対してくるまさんは「8割ぐらい、石田さんが言わせているんですよ。だから、この問題の発端は石田さんなんですよ!」と訴えています。
それが結果的に「テレビはオワコンだと思っている生意気若手芸人」というイメージが付いてしまった模様。
そもそも2018年に令和ロマンがデビューした当時はテレビに出たい思いはあったものの、
バラエティ番組にまったく呼ばれずM-1を頑張るしかなかったという。
令和ロマンが苦手とするテレビマンが多かった
くるまさんが言うには「ボクの事を苦手とするテレビマンも多いと思いますが、同じぐらい僕も苦手な人がいる」と語っており、
これには「お互いの人生の幸せのためになるべく出会わない方が良い」として
そのために「苦手なテレビマンのブラックリスト」を作っている
ブラックリストとは言い過ぎですが、令和ロマン側からも「これ以上迷惑をかけないためのもの」で、
「お互いに被害を最小限に抑えるため」のものだと言います。
令和ロマンが苦手なテレビマンの特徴
- 「ようこそこちらの世界へ感」を出すプロデューサーさん(ネタ番組では技術スタッフが一番偉いと思っているので、その技術さんに褒められたり仲良くしたい)
- 打ち合わせで台本丸読みのスタッフさん(正確にはコンプレックスを抱いていて自己肯定感が低いスタッフ)
- 全部お任せします!好きにやっちゃってください系のディレクターさん(企画を何も考えず演者へ丸投げのため)
- やたらTiktokのPRを撮ろうとしてくるAPさん
逆に令和ロマンが一緒に仕事をしたいスタッフさん
- 明確にやりたいことを伝えてくれる職人ディレクター(テレビ愛があり、腰が低い)
- バブルみたいな金と女遊びをする豪快ディレクター(虚勢を張ってもあの頃のテレビを守るぞと喰らいついている)
- 自信満々すぎて「歯の前」でしゃべる意識高い系ディレクター(クリエイティブ感が出ている)
くるまさんが番組最後で「頑張っている人が好きだ」と言っていたように、
テレビマンにも共通して「ちゃんと自分の信念や哲学を持っていて、それを元に頑張っている人」が好きで、
「中身が何もないのに上っ面だけ良く見せようとしている人」といったタイプの人間が苦手だからNG入りをしているのは共感できる人は多いと思います。
自分達を負けさせてくれる先輩がいない
令和ロマンの本音
テレビで「負け芸」ができる芸人がスターになるが、自分達は「負け芸」ができない
本心では絶対的な存在にボコボコにされたい
最近のテレビはハラスメントを気にして潰してくれない
令和ロマンを上から言ってくれる存在はウエストランドの井口さん、永野さん、鬼越えトマホークのみで、
本当はニューヨーク辺りのコンビが相手をしなければなりませんが、
くるまさんがニューヨークの屋敷さんことを憧れ過ぎていて近くにいたくないとも語っています。
ケムリさんが出たい番組は旅番組でできれば福島が理想という目標はありましたが、
くるまさんが出たい番組だった「とんねるずのみなさんのおかげでした」も「めちゃイケ」も終わってしまったので、
出たい番組が現在無くなっていることも大きな理由になっているそう。
黄金期とも呼べる平成の番組は今はほとんど残っていませんし、お笑いネタに特化した番組は淘汰されつつありますし他の芸人さんも同じように思っているかもしれません。
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