関西人が日常生活でたまに使っている[知らんけど]という関西弁。
話の最後に「知らんけど」と付け足すのが主な使用用途で、
「話の内容が本当かどうか自信が無い。あまり責任を持てない」時にとても便利な言葉となっている。
魔法の言葉である知らんけどは がっつり関西弁ですが、
最近になって全国で広がっていると取り上げられている。
関西でも一時期謎の「知らんけどブーム」があり、
ネット、SNSで関西弁がよく見るようになってから
その「知らんけど」が伝染して 関西人以外にも時たま使っている人はちらほらいるようだ。
関東の若者にも知らんけどが流行している模様。
「知らんけど」は関西以外だと意味をそのまま受け取られるのでリスクがあるかもしれない
関西人が他の地域への移住、または他所から関西へ移住などで
関東や東北の人が関西人と喋る機会ができ、
関西人の話の最後で「知らんけど」と聞く事があるはず。
しかし、しらんけどは本来の関西弁の意味を知らずそのまま受け取ってしまうと
「いや知らないのですか!?知らないのでしたらそもそも話しちゃダメじゃないですか!」
と思ってしまう人が一定数いるかもしれない。
確かに「知らんけど」を言葉の通りに受け取ると
「何も知らないのに無駄話をした」となってしまう。
関西人の言う知らんけどは「7~8割方は信用できるぐらいの話」で
割と本当なんだけど確証がないから保険を掛けている感じで使用しています。
これは他の方言でもよくある事なのかもしれないが、
知らんけどは特に説明しやすい状況にならない上に 誤解を招きやすい事もある。
ちなみに「知らんけど」の返しで「いや、知らんのかい!」ってツッコんだことのある関西人はあまりいない。
もし 関西人なのにそのような返しをしていた場合は「お前ほんまおもんないで」と返されてしまう事がある。
[便利]関西人が「知らんけど」使うのはどういう時?
関西人が「知らんけど」を使う時は
- 噂話
- 話を盛った時
- ただの個人の感想を述べた時
- 自分が話した内容に責任を持てない。自信が無い時
などが代表的な所です。
責任逃れをする時に便利な言葉であるため、知らんけどを多様しガチですが、
知らんけどを使いすぎると「ほんまにこいつ適当やな~!」と思われてしまう事もあります。
知らんけどは主に責任逃れで使われるから不愉快に感じる事もある
話の最後に添えられる[知らんけど]は「今 話した事は本当かどうかわからないからね」と責任から逃れられる
「安全圏から言いたいことを言える」ような立ち回りをしているので、
一つ一つの言葉に責任の重みを乗せている人からすれば、不愉快に感じてしまう人がいるそうだ。
また、最後に知らんけどと言われることによって
「今まで真剣に話を聞いていたのに最後の最後で突き放される」感じがしてしまい、
「真面目に話を聞いてた俺を返してくれよ」という気持ちになります。
そういった事もあるので、話の最後で「知らんけど」を付け足す際は
「冗談を交えた話」「かなりどうでもいい話」など
かなり軽い話をする時にしか推奨されません。
「知らんけど」は関西人ですら容易に使うことが出来ない空気になりつつある
関西で「知らんけどブーム」があったのは
話の最後に知らんけどを言うだけで少し面白くなる時期があったからというのも一つの理由です。
関西人は面白さが全てで、
関西人はどんな悪口を言われてもほとんどは許されるが
「面白くない」と言われたら鬼の形相になります。
関西人は知らんけどについて
- 「知らんけどって言いたいだけやん」
- 「その言葉に依存したら自分の言葉に責任持たれへんなるで」
- 「知らんけどはもうええねん 聞き飽きてん」
- 「知らんけどはもう古いで 今は[定かではないが]の方が主流や」
など、知らんけどを使われすぎて
未だに使っている人は「少しだけスベっている」という空気になりつつある。
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