2022年9月に就任したばかりのイギリスのトラス首相は10月20日に
保守党の党首を辞任する考えを持っていることを明らかにした。
就任から44日での辞任表明となっており、
後任の保守党党首は一週間以内に決める予定だ。
トラス首相は次期首相が就任次第、辞任する事となっている。
「トラスが先か、レタスが先か」
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) October 20, 2022
支持率がきわめて低くなったトラス英首相についてここ1週間ほど、ネット上で「どちらが先に枯れる/辞めるか」というのが話題になっていた。
結果はレタスの勝利。タブロイド紙が生中継でお祝いしている。見に行ったら視聴者1万人以上。https://t.co/2KwYw34RRI
【なぜ?】イギリスのトラス首相が辞任した理由[減税失敗]
世界全体で起きているインフレだが、
イギリスでも10%を超える40年ぶりの記録的なインフレ率を叩き出していた。
そんな中 イギリスの首相に就任したのがトラス首相で、
党首選でトラス首相が就任したのは、
- 「イギリスで起きているインフレに大規模な減税で対策を打つ」
- 「イギリス農家の支援」
- 「規制緩和」
などの施策を掲げており、特に減税と規制緩和を強く提案していたことが勝因だった。
トラス首相の就任後、メインの政策である大型減税を打ち出していたが、
金融市場が混乱、「通貨、株、国債のトリプル安」を招いてしまったため、
ほぼ全ての減税政策を撤回。減税がうまくいかず 失敗する形に。
その後行われたイギリスの世論調査では トラス政権の支持率は7%まで低下し、厳しい批判が集まってしまう。
英政界でもトラス首相を辞任の圧力が高まっていた。
トラス首相はメイン施策である減税が撤回した後、政策の行き詰まりを感じ、
「保守党から選考された責務を果たすことが出来ない」として辞任することとなった。
イギリス次期首相はやっぱりあの人になる可能性が高い
イギリスメディアによるとジョンソン前首相が保守党党首選に立候補する可能性が高いと言われている。
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