通勤時間が長いとうつになりやすく短いと幸せなのは本当?【通勤時間と幸福度の関係】

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コロナ以降、在宅ワークを導入する企業が増加し、

在宅勤務になって「通勤時間0分」の快適さを知った会社員は改めて、

「通勤時間と幸福度の関係」について再度注目された。

通勤時間が長いとうつになりやすく短いと幸せなのは本当?【通勤時間と幸福度の関係】

「通勤時間は短ければ短いほど良く」、逆に「通勤時間が長ければ長い程人は不幸になる」と言われており、

人によっては勤務内容よりも「勤務先が家から近いor在宅ワークがある」方が優先度が高い人もいるのではないでしょうか。

実際、通勤時間と幸福度の関係を調べた研究では

  • 「通勤時間が長くなる程、幸福度に悪影響を及ぼす」
  • 「通勤時間が長い社員は欠勤しやすい」

短い通勤時間 (< 30 分) と比較した場合、長い通勤時間 (> 60 分) は抑うつ症状と関連していました [オッズ比 = 1.16; 95% 信頼区間 = 1.04–1.29]。長い通勤時間とうつ症状との有意な関連性は、40~49歳の男性と20~29歳の女性で観察された。長い通勤時間は、低収入(男性と女性)、ホワイトカラーの仕事(男性)、週40時間労働(男性)、なし(男性)またはあり(女性)などの要因によって階層化した場合にも、うつ病の症状と有意に関連していた。

Association between commuting time and depressive symptoms in 5th Korean Working Conditions Survey より

研究では、職場までの距離が長い人ほど仕事を休んでしまうことが多いことが明らかにされた。

これについては2つの理由が考えられる。1つ目は、長い距離を通勤する従業員ほど心身の調子を崩しやすく、体調不良が欠勤の直接的な原因となっているというものだ。

2つ目は、長い距離を通勤する従業員は、通勤によって実質的に収入が少なくなってしまうということだ。つまり、交通費が余計にかさんだり、拘束時間が長くなって余暇が減るために、そうした人々はできるだけ通勤にかける時間を減らしたいと思っていることが考えられる。

この研究では他にも、徒歩あるいは自転車で通勤するミドルエイジ(35~54歳)の従業員が、電車や車で通勤している人と比べて、仕事のパフォーマンスについて高い自己評価をしていることが明らかとなっている。

通勤時間が短いほど「幸福度」がアップするという研究結果

通勤時間に関する研究では他にも 「徒歩や自転車で通勤している人」は電車や車で通勤している人に比べてパフォーマンスが高いことがわかっています。

運動や筋トレで身体や脳のパフォーマンスが向上することはわかっているので、

「完全な在宅ワーク」よりかは通勤を徒歩で10分~15分かけることが理想ですが、

住んでいる環境や家賃、勤め先なども考慮すると良い条件を揃えるのも難しいです。

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