今の若い子どころか下手すればおっさんも知らないぐらい使われていない古の産物「フロッピーディスク」。
現在はSDカードやUSBメモリ、外付けハードディスクなど、コンパクトで外部にデータを保存する媒体が溢れているので、一般的にはフロッピーディスクは使うことはありませんが、
役所や金融機関でなどで利用される業務用端末では現役で記録保存に使われます。かなり古い機械を使わないといけないところはフロッピーに依存してしまうことも。
若い世代から「そんな化石を使って時代遅れにも程がある」と言われてしまい、悔しい思いもしますが、実際言われても仕方がないぐらいのスペックが低いです。
フロッピーディスクをまだ現役で使ってる所もあるけど、メリットはあるのか
フロッピーディスクはセキュリティ面で強い?
フロッピーディスクの保存容量はモノによりますがだいたい約1.2~1.4MB。これはスマホで撮った写真すら保存できないぐらいの容量ですが、ひと昔前なら十分に保存できるぐらいの大容量です。
現代ではこのフロッピーディスクの容量が少なすぎる点から、
容量的にウィルスが入る余地が無いため容量が大きくなった現代のウィルス感染がしにくいという話があります。
ただ、現代は容量が大きいマルウェアだけでなく、もちろんサイズが小さいマルウェアも存在するので、
フロッピーの容量が少ないからといって完全にウィルス感染しないわけでは無く、「USBメモリよりも少しだけ感染し難い」ぐらいかもしれません。
フロッピーディスクは書き込み防止が手軽にできる
ウイルスの感染を防ぐために
ウイルスの感染を少しでも防止するために、次の方法を参考にしてください。
https://support.nec-lavie.jp/e-manual/m/nx/vp/200405/pdf/pg200405/sw/v1/mst/mc/mc_main.htm より
- フロッピーディスクのマスター(オリジナル)は、ライトプロテクト(書き込み防止)をして保管する
- 出所が不明なフロッピーディスクやプログラムは使用しない
そしてフロッピーディスクは書き込み速度が遅いという特徴もあるので
データを消されたり抜かれたりするクラッキングに遭ったとしても、データを抜かれる前にフロッピーを抜いてしまえばデータが守れるという利点もあります。
近未来のSFアニメの攻殻機動隊でも「フロッピーディスクでデータを保存していたせいでハッカーがハッキングに苦戦していた」エピソードがありましたが、割とギリありえそうな話になるかもしれません。