SNSは情報収集や好きな趣味の人同士で繋がれる便利さと面白さがある反面、
「SNSをやり込みすぎるとメンタルに悪影響を及ぼす」と耳にタコが出来るほど言われています。
しかし、SNSは人と繋がれば繋がる程辞めるのが難しくなり、精神衛生上よろしくないとわかっていてもつい触り過ぎてしまうので、SNSの弱点を明確化にして上手くSNSと付き合う方法を模索しています。
【SNSがメンタルに悪い理由】ネガティブな情報が目に入りやすい
SNSは拡散力が高いため ショッキングな内容だったり、ネガティブなニュースもすぐ回ってきて、暗い気持ちになることもあります。
99個のポジティブな投稿が流れて来たとしても、1個の超絶ネガティブな内容が印象に残ってしまうことも。
SNSでは「ネガティブなコメントの方が注目されやすい」ことがわかっており、ネガティブな事を言えば内容はともかくたくさんの反応が返ってくることが多いので、
ネガティブな投稿をしてウケが良かったから、もう一回大げさにネガティブな事を言っちまおうと味を占めて負のスパイラルが完成してしまいます。
もしかしてSNSを見ない方が幸せになるし、人生楽しくなるのでは?
SNSに載せる投稿の内容といえば、
- 美味しい食べ物やSNS映えする料理
- お気に入りのファッション
- 日常生活で起きた良かった出来事
など、思い出として自分のSNSに残して起きたい事を書いたり、写真を投稿したりすることが多いですが、
この輝かしい投稿を見て、
「あの子はあんなに良い物を食べて普段から充実した生活を送っているのに、私は粗末な食べ物ばかりで…今日も家でゴロゴロしてばかりだった…」
とSNSで見る他人と自分を比較して病むこともあります。
他にもいいね数、フォロワー数、リプ数など他人と比較してしまうところが多いのも、SNS疲れに繋がります。
SNSを辞めると他人と比較することや承認欲求から解放されて、他人のいいねに踊らされることなく、
自分が本当にやりたいことが見えてきたりもします。
SNSを見るにしても、見る側がメンタルを保つ見方をする必要がある
SNSに載せている投稿がその人の全てではありません。
高級料理の写真を上げている投稿も、毎日のように高級料理を食べている訳では無く、自分のご褒美に奮発して特別な日にしか食べられない料理だったり、
日常生活が充実しているような旨の投稿も、裏では多くの苦難を乗り越えた先にあった ほんの少しの瞬間をピックアップしているものだったりします。
パチンコあるあるの「負けた時は黙秘、買った時だけ自慢」のように
自分の普段の日常や、苦労したことをSNSに載せる人はごく一部だと思います。
失敗談やら普段の日常を面白く投稿できるのはSNSの立ち回りが上手い人です。
SNSに自分の良い所だけを映す事に関してはSNS本来の使い方(?)をしているだけなので、投稿してる側に何の非もありません。
メンタルによろしくないけどどうしてもSNSを見てしまう人は、少しでもメンタルがやられないようにSNSを見方を改善する必要があります。
例えば、
- ミュート機能でネガティブな投稿を流れてこないような環境にする
- 他人と自分と比べないように意識して見る
- 想像力で補完して他人の投稿を見る
- ネガティブな投稿は自分とは関係ないメンタルで見る
- そもそもSNSを触り過ぎない
など いくつか方法はあり、特に「ネガティブな感情は伝染する可能性がある」と言われていることがあるので、出来るだけ不快な投稿を目にしない事に関しては特に重要項目です。
現在、X(旧ツイッター)をはじめ、SNSやネット上にはネガティブな言葉がたくさんあふれています。「たかがSNS」と侮ってはいけません。ネガティブな書き込みに触れれば触れるほど、自らの感情や行動に悪影響を与える可能性があるわけですから、必要以上に目にしないことが大切です。
もし、あなたが偶然そうした書き込みや言葉に触れてしまった場合は、「ネガティブなニュースは自分とは関係ないと思うだけで暗いニュースに影響されない」という、ニューヨーク大学のチャングらの実験結果(21年)を参考にするといいでしょう。
この実験では、認知制御課題に取り組んだ被験者たちの「海馬」の活動が活発になることが分かりました。海馬とは、記憶を担う脳の器官ですが、仮に暗いニュースを見たとしても、「私には関係ない」と思うことで、記憶が都合よく自分にとって不要と感じる──すなわち、ネガティブな情報に影響されなくなることが分かったというのです。
不快な気持ちになる前に、「自分には関係ない」と割り切ることを覚えておいてください。
SNSのネガティブな書き込みは「自分とは関係ない」と思え
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