インターネット上には5ちゃんねるやしたらば掲示板を始めとした 数々の匿名掲示板があり、自身の素性を明かさずに手軽に書き込めることから利用したことがあるユーザーは割と多いのではないでしょうか。
ネットの匿名掲示板を見ない方がいい理由
その匿名で書き込めるシステムが故にノーリスクで他人や有名人に石を投げられることから匿名掲示板=ネットリンチの本場というイメージが強かった。
現在はプロバイダ責任制限法の改正によって、以前よりも誹謗中傷関連はマシになったと思いますが、それでも人への悪口は無くなることはありません。
ただ人間は原始時代の名残りで噂好きではあるので「悪口が多いネット掲示板は見てはいけない感じはするけど気になる」という人も多いと思いますが、
やはりネット掲示板を見てはいけないという直感は正しく、それなりの見てはいけない理由はあります。
ネガティブな言葉を目にする機会が多く、負の感情が伝染することが多い
ネット掲示板では自分の素性を隠して匿名で書き込めるため、
「表立って言えない悪口」の捌け口になっていることがほとんどです。
そんな罵詈雑言が飛び交う場所ではあるので、
自分とはまったく無関係、無関心だった人物の悪口が視界に入りやすいですが(有名人だと特に)
そんな心底はどうでもいい他人のヘイトスピーチを見ただけでも
- 「その人の事に対して不信感を抱く」
- 「イライラしなくてもいいのにイライラしてしまう」
アンチの負の感情が自分にも伝染して自分までその人のことが嫌悪してしまうパターンに陥ることもあります。
その人物の悪い面を強調して挙げて「なんて嫌なヤツなんだ…」と余計な憎しみを抱き、
自分までいらぬヘイトをぶちまけるような負のスパイラルに陥ることにもなりかねません。
人間は良い面もあれば悪い面もありますが、人の悪口に言い慣れてしまうと人の良いところよりも人の嫌な面が無いか粗探ししてしまうといった揚げ足取りマンになってしまいます。
総じて
- 他人の悪い話を聞いて貴重な時間を使って無駄にイラついてしまう
- 意味も無く余計な怒りと憎しみで自分もヘイトスピーチを書き込んでしまって、最悪起訴に繋がる
- 他人のマイナス面ばかり目が行く
など負の感情が伝染して他人に対しての空虚なヘイトが溜まり、人間嫌いが加速することに繋がります。
SNSと同じような中毒性があり、ハマるとつい見に来てしまう
ネット掲示板はネガティブな言葉が飛び交うイメージではありますが、
良く言えば正直な意見を聞ける場所でもあり、
また、面白いことを書き込む人が結構いるので、多少のヘイトはありながら見てて割と楽しめる瞬間も多いです。
面白いレスを見て「よしじゃあ自分も何か面白いことを書き込んだろ」ってことで、
匿名掲示板に書き込むこともあるのですが、自分の書き込みに対して反応が無かったか何度か再確認しに来た時に好感触な反応を貰えていた時はかなり嬉しいものです。
ネット掲示板は
- 自分への書き込みに対しての反応
- 最新の書き込み更新する時
などに SNS使っている時と同じようにドーパミンが放出されるので、ネット掲示板も中毒になりやすい要素を持っています。
誹謗中傷も一種の依存症だと言われている
他人に対しての攻撃的な誹謗中傷も中毒になってしまうと言われていますが、
恐ろしいのが罵詈雑言の攻撃性がエスカレートしてしまうところにあります。
最初はただイジるぐらいの書き込みだったのに、
それが自分でも気づかないまま誹謗中傷で訴えられても仕方のない内容になっていることもあり、
結構ひどいことを言っていても「自分はそこまでひどく言っていない」と客観視できないところまで行ってしまうので、くれぐれもネット掲示板の入りびたりすぎには注意してください。
依存状態とは「やめられない」「行為がどんどんエスカレートする」ような状態ですよね?誹謗中傷がどうしてやめられず、エスカレートしてしまうのでしょうか?
ゆうきゆう先生(以下同じ)「相手を誹謗中傷すると『だれかを攻撃したい』という衝動を満たすことができます。
また相手を貶めて言うことで『自分が上になった』と優越感も抱きます。もちろん錯覚ですが。
すると脳内にドーパミンが放出されます。すると「快感」を抱くわけですね。その快感が忘れられず、つい中傷を繰り返してしまう。
しかしドーパミンは「慣れ」に弱い物質です。同じ刺激ではすぐに放出されづらくなります。
ですから快感を求めれば求めるほど、誹謗中傷がよりエスカレートしてしまうのです」
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