読み切り[ボーイミーツガールミーツボーイ]感想 藤本タツキの作品と思いきや微妙に違う…?

漫画/アニメ

本記事では阿久津ナオキ作の読み切り漫画[ボーイミーツガールミーツボーイ]の感想について書き綴っていきます。

本作品は2021年12月期JUMP新世界漫画賞準入選しています。

ボーイミーツガールミーツボーイ/2021年12月期JUMP新世界漫画賞 - 阿久津ナオキ | 少年ジャンプ+
第57回JUMP新世界漫画賞準入選作品!男は彼女の死を防ぐためにタイムリープを繰り返す。そんな時彼女から衝撃告白が…!!読みだしたら止まらない、圧巻の会話劇で紡がれるSFロマンス読切。

2月24日現在、ジャンプ+で無料で本作品を読むことが出来ます。

ボーイミーツガールミーツボーイ 内容

冒頭で主人公のハルキ彼女のユキに『タイムリープができる』と告白するところから始まります。

どうやらハルキはこの先事故に遭うユキを救うために35回もタイムリープをしているようで

何度タイムリープしても事故そのものは回避できないため、何かないかとユキにアドバイスを求めます。

世界線を変動させない限り同じ結果にたどり着いてしまうのはシュタインズゲートのタイムリープと種類が一緒でしょうか

ユキも最初はタイムリープをしている事を聞いて「頭打った…?医学部の友達に相談したら…?」とタイムリープ告白後のお決まりの返答がきましたが

淡々と話していくうちにユキも高校の時にタイムリープをしまくっていたことを知らされます。

そのためユキはタイムリープのルールを把握していました。

本作品のタイムリープのルール
  • ループの回数は無制限
  • ループ中も普通に自分だけ年を取る
  • 一連のループで立てられる願いは一つだけ
  • 7回ループしても同じ結果になるものは絶対に避けられない

7回やっても同じ結果になる事は絶対に避けられないと聞いてハルキは察し

結局ハルキはユキバイスを聞いて事故を受け入れてしまいます。

序盤は人が死にそうな絵柄をしているので事故が起こることでユキは死ぬんだと思っていたのですが

ハルキだけを忘れてしまう記憶喪失なってしまうことが物語後半でわかります。

なんにせよ人が死ななくて良かったと胸を撫で下ろしました。

結末は女子高生時代に初めて話した内容をもう一度話すという綺麗なタイトル回収に

タイムリープがメイン思えば蓋を開けてみれば会話がメインで、一つの舞台だけで終わる映画みたいでした。

絵柄的にこれから惨劇がおきるんだろうなぁ…と心を抉られるのを覚悟しながら読み進めていたのですがかなり平和な終わり方で後遺症はなくてよかったです。

どうでもいいことなんですけどタイムリープ自由に操れるってタイムリープ作品の中でも高性能な方というか割と神に近い力なのではと思います。そりゃ一貫して無表情にもなりますよね。

能力系漫画どころかジョジョのどの部かでも天下獲れそうです。

絵柄は藤本タツキ先生に似ているけど…ちょっと違う

1ページ見た時はタツキ先生の読み切り!?と思ったのですが作者は阿久津ナオキさんというお方。

タツキ作品の絵柄が似ていますがこちらの作品は少しだけ綺麗に描かれているので若干違うように感じます。(素人目線

現状、阿久津ナオキさんの情報は皆無で以下の噂が流れています。

  • 藤本タツキ先生をリスペクトしたファンが書いた作品
  • タツキ作品のアシスタントが書いた作品
  • タツキ先生が名前を隠して作品を投稿し絵柄違うように描いた。または違うアシスタントが担当した

名前を隠して本作品を書いたというのもタツキ先生をよく知る人ならやりそうなイメージありますよね。

チェンソーマンとファイアパンチで少しだけ絵柄が違うのでもしかしたらこの作品も…

と思いましたが、チェンソーマン2部の準備で忙そうなので

自分は阿久津ナオキさんタツキ先生をリスペクトした作品だと思って読みました。

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