【感想】いじめるヤバイ奴を読んでいたら気付いたらバトルギャグ漫画なっていた

漫画/アニメ

マガジンポケットで連載されていた漫画[いじめるヤバイ奴](作:中村なん先生)

2018年から連載開始し、2023年の2月17日に最終回を迎えた。

※この記事には[いじめるヤバイ奴]のネタバレを含みますのでご了承の程お願いいたします。

[ネタバレ注意]いじめるヤバイ奴の序盤はサイコサスペンス系のいじめ漫画

[いじめるヤバイやつ]の第一印象は

表紙やタイトルから

いじめをモチーフとした鬱漫画かラブコメ漫画なのかなというイメージで読み始めます。

序盤は 「白咲が主人公の仲島に自分をいじめさせている」という展開で

一風変わった形のいじめ漫画と思わせられる。

特殊性癖系の変則ラブコメ漫画なのかな…と思いきや最初はサイコサスペンス系の味が強めです。

仲島が白咲へのいじめの手を緩めると 白咲にお仕置きされますが、

「正義感のある田中」がいじめを止めに来たり、

「本物のいじめっ子である転校生の加藤」といじめっ子の座をかけて勝負したりと

仲島は”いじめをしなければいけない状況”なのに 様々な障害にぶつかることになります。

白咲をいじめるというミッションをこなしつつ

「仲島が最終的にどうやって白咲の手から逃れるのか?」という着地点が気になりますが、

仲島はなかなか いじめライフから逃れることはできません。

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いじめるヤバイ奴は気付いたらギャグバトル漫画[ボーボボ]に似た漫画へ進化していた[ネタバレ注意]

[いじめるヤバイやつ]は最初は少し捻ったいじめ漫画で、割とシビアな雰囲気で物語が進んでいたのに、徐々にギャグバトル漫画系に変貌していきます。

思えば序盤から 「ピタゴラスイッチのような奇妙ないじめ方法」や、

「白咲が仲島に自分をいじめさせているような変な形」など、

シュール系ギャグ漫画の匂いはしていましたが、

後半は話数を重ねるにつれてわかりやすくギャグ要素やバトル要素が濃くなっていきます。

読んでいる最中は気付き難いですが、いつの間にかバトル漫画の世界へ抛りこまれています。

「おかしくなったのはどこからか?」と思い返してみると 修学旅行編からわかりやすくおかしくなっていたなと今振り返ると思います。

最初はサスペンスホラーだったので、「この作品は身体能力も普通の人間と変わらない」と認識していたものの

物語が進むにつれ、人知を超えた能力系バトル漫画に変貌しており、

  • 廃人化した奴は一定時間だけ元の戦闘能力に戻れる
  • クマと戦って修行する奴
  • 打撃無効、斬撃無効、洗脳無効を持ち
  • 生徒を洗脳し、いじめっ子に覚醒させる能力
  • おもちゃに武器を仕込んだ戦い方

など様々な戦闘スタイルを持った者が出現し、戦闘能力がインフレしていきます。

人間離れした身体能力を持つ敵がデフォルトになります。

巷では「ハンターハンターとボーボボを足して2で割った感じ」と言われている事もあり、

異能力バトルの描写は 他のバトル漫画に負けないぐらい面白いと思います。

途中から仲島のいじめ障害となる いじめのライバルとバトルする内容が中心となり、

バトル漫画のようにいじめのライバルを倒した後は 新たないじめのライバルが現れます。

いじめのライバルは「映画のクレヨンしんちゃんの敵」や「ボーボボの敵の毛狩り隊」のような

一見恐ろしいけど よく考えたらアホみたいな野望を抱いています。

今までに無いギャグバトル描写や世界観なので、バトル漫画好きにはオススメ

[いじめるヤバイ奴]の序盤はサイコサスペンス系のいじめ漫画だと感じましたが、

最終的に「友情×恋愛×心理戦×バトル×シュールギャグ×いじめ」といった漫画で

異能力バトル好きの人には序盤を乗り越えれば十分オススメできる漫画だと思います。

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