昨今の娯楽業界はコンテンツに溢れており、
娯楽に手を出し過ぎると費用と時間が足りないため、
自然にコスパ、タイパを重視するようになります。
タイパを重視しているz世代はゲーム配信やゲーム実況で下調べをして、面白そうなゲームしか買わなくなったと言われている
ゲームに対してタイパやコスパを求める人が増えている。
ゲームに対してタイパやコスパを求めるようになった理由を、
20歳のゲーマー・Sさんは以下のように語った。
「正直に言って、消費したいコンテンツや楽しみたい娯楽が多くなったからだと感じます。僕の趣味はゲームですが、ほかにも漫画やアニメ、映画などゲーム以外にも楽しみたい娯楽があります。また、自分が楽しみたいタイトルのほかにも、SNSや友達との会話に付いていくために、流行のタイトルについても網羅しないといけません。」
このようにSさんのような世代にとって、現代は娯楽にあふれており、それら全てを消費し、楽しむためには、かける時間やお金を効率化する必要がある。 もし、むやみやたらにゲームを購入したり、映画を視聴したりすると、それが面白くなかったときに時間やお金が失われてしまう。消費したいコンテンツが多いのであれば、こうした失敗をもったいないと感じるのも不思議ではない。 そのため、あらかじめ情報を収集することで、失敗を避けながらコンテンツを消費していく「賢い消費者」が増えているともいえるだろう。
消費したいコンテンツが増え、人々がタイパやコスパを求めるようになった。Sさんはそうした中で、ゲーム配信の視聴がタイパ・コスパともに最高であると考えているそうだ。
「やっぱりゲーム配信は直接ゲームの中身が見られるのがよいですよね。ストーリーやアクションなど、ゲームを楽しむ上で欠かせない内容が一目で分かります。また、ゲーム配信だと配信主やコメントなど、そのゲームを遊んでいる人の意見を聞けるのも大きいです。」
「人によっては『それってつまらないよ』と苦言を呈されることもあるんですが、自分としては合理的で満足しています。実際、以前は1週間程度で遊ばなくなったゲームもありましたが、今はどのゲームも長い期間楽しめています。購入本数としてはだいぶ少なくなりましたね。」
引用元:ゲーム配信の視聴はタイパ・コスパが最高! 20歳のゲーマーが語る「購入するゲーム」の選び方
昔は日本製の家庭用ゲーム機で遊べるタイトル中心だったものが、
インターネットが普及してからは
海外のゲーム、非公式、インディーズのゲームまで遊べるようになり、
しかも、昨今のネットゲームに関しては一つのタイトルで何年も遊べるようなものばかりなので、
気になったタイトルから片っ端から遊ぶのは時間が足りなくなると思います。
ゲームだけでも時間が足りない状況なのに、
世の中には他にも面白いコンテンツが溢れているので、
タイムパフォーマンスを重視する考えになってしまうのは当然かもしれません。
気になったタイトルのゲーム配信や実況動画でプレイ内容を拝見し、
レビューサイトの点数を見て 評判が良ければ買うという立ち回りをすれば、
間違いなく 自分が面白いと思えるゲームだけをプレイできます。
大半の人が「様々なコンテンツのズバ抜けて面白い部分だけを摘まんでいく」という立ち回りだと思いますが、
今や「手探りでゲームを探す人達」や「クソゲー探索家」などが貴重な人材になりつつあります。
ゲームはプレイせずに見るだけの人は若者よりも中高年層が多い?
よくある話ですが、
「昔はゲームを楽しんでいたのに仕事に疲れ、今はもうゲームする気力すらない」という中高年層が
ゲーム配信やプレイ動画を視聴者層に溢れかえっていると言われています。
実際、ソロゲームを一人でプレイするよりも、
トークが面白く、自分よりもプレイが上手いゲーム配信者を見て
コメントと一緒にガヤをした方が楽しさを感じるという話もあります。
ゲームをプレイせずに 実況動画や生配信で視聴するだけのデメリット
ゲームを動画や配信で見て楽しむというのは
能動的趣味から完全に受動的趣味になってしまうので、
- 「見るだけだと 下手したらゲームに対して飽きやすくなる」
- 「自分ではプレイをしていないため、見たゲームの記憶が薄れる」
などのデメリットがあります。(本人が楽しめればそれでOKですが)