昨今において、よく「ドラマや映画を倍速で視聴する」「何をするにもコスパ重視して立ち回る」など
仕事やビジネスだけでなく、日常生活にも効率を重視した立ち回りをすることが多く見られます。
しかし「効率を重視するロジカル」は理にかなっているものの、
心のどこかで「効率重視や合理化」の考え方はあまり好きじゃないと感じる事もある。
合理化や効率を重視している世の中に疲れている人が実は結構いるんじゃないか
現代の社会に生きていると、時間が惜しく感じる事が多々あるので、
気付いたら効率を重視するような考え方になっていますが、
タスクのゴールまで最短距離で走る様は「まるで人間ではなく機械のようだ」「楽しさが無い」と感じることもある。
効率化を図った立ち回りを長い間続けていると、無駄な時間を挟む事が無くなりますが、
「無駄な事をする」という人間的な部分を失われていきます。
一切の無駄な事を排除していくと、極端ですが「自分自身が不必要なのでは」という結論になってしまいます。
貯金するために一切の遊びも友好関係も絶った結果、
お金を貯める事はできたものの、趣味も友達もいなくなってしまったという話もある。
「友達との他愛の無い会話」「自分とは関係の無い情報の収集」「ぼーっとしている時間」
など人生は無駄な事だらけで、
逆に無駄だと感じていた部分から思いがけないチャンスを掴める事が多いという話がほとんどです。
アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズが「点と点は繋がる」と言ったように
一見無駄だと思える事に対しても その時に自分を信じて突き進めば、後にその経験が生かされる事があります。
現代において、合理化は確かに重要な事柄なのですが、
適度に遊びや楽しさを見出だしていけるような 考え方が浸透すればいいと思っています。