「歩くのが遅い人は仕事できない説」が割と本当かもしれない

雑談(時事、日常生活)

クソくだらない話題のひとつに「歩くの遅い人は仕事もダメな奴が多い」と徒歩スピード煽りをする人がいますが、

逆に足遅い人は「友達が多い人が多い」「余裕がある感じがする」「マイペース」など色々話が出てくる。

こんなのは迷信レベルで、ただ「狭い道でトロトロ歩いている奴にイラついただけでは?」という結論になる

「歩くのが遅い人は仕事できない説」が割と本当かもしれないという話が

 米デューク大学などに所属する研究者は

「歩行速度と体機能、加齢の速度、脳の構造、神経認知機能が関連している」といった内容の論文を発表しています。

歩行速度が遅い人は

  • 複数の臓器の老化速度が速い
  • 実際の年齢よりも顔が老けて見える
  • 握力が弱く、バランス能力や視覚運動協調性が低く、立ち上がりテストやステップテストの成績が悪い
  • 知能指数が低く、処理速度、作業記憶、知覚推論、言語理解などの認知機能が低下している

と これでもかというぐらいに歩くのが遅い人をフルボッコにしている内容で、

フィジカルが弱いと、頭の回転の速さに影響したり、作業スピードが遅かったりと色々影響していると言われています。

 さらに、歩行速度の遅い人は、複数の臓器の老化速度が速く、顔も実際の年齢より老けて見えた。脳のMRI画像を分析したところ、全脳容積が小さく、皮質が薄く、脳表面積が小さく、白質病変が多いことも判明した。これらの脳の構造的変化は、加齢に伴って現れることが知られている。

人は日常的に歩行という動作を行っているが、その速度は単なる身体能力の指標ではないことが、この研究で明らかになった。研究チームは、ニュージーランドで1972~1973年に生まれた1037人(45歳時点で生存していたのは997人、そのうち904人の歩行速度を測定)を対象に、45歳時点での歩行速度とさまざまな健康指標との関連を調べた。参加者は3歳から定期的にさまざまなテストを受けてきた縦断的調査の対象者である。

分析結果は、いずれの条件でも、歩行速度の遅い人は、身体機能の低下や加齢の兆候が顕著であることを示した。歩行速度が遅い人は日常生活での身体的制限が多く、握力が弱く、バランス能力や視覚運動協調性が低く、立ち上がりテストやステップテストの成績が悪いことが明らかになった。

 加えて、歩行速度の遅い人は、知能指数が低く、処理速度、作業記憶、知覚推論、言語理解などの認知機能が低下していた。これらの結果は、脳の健康度と歩行速度が密接に関連していることを示唆している。

「歩くのが遅い人は脳が小さくIQが低い」──歩行速度と脳の構造に相関あり? 米国チームの実験結果 より
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歩く速度を意図的に早くすれば良いというわけではない

じゃあ歩くのが早い大阪人が能力が高いのかと言えば、一概にそうとも言えず、

この手の話は逆の「歩行速度を意図的に速くすればIQが高くなる」に繋がるわけではありません。

筋トレ、運動などの身体能力を鍛える行為は、脳の活性化や、身体的なパフォーマンスの向上に繋がる事は確かなので、

歩くスピードではなくフィジカルが高いかどうかです。

日常的に運動を行っている人は健康で身体能力も高いですが、歩くスピードも底上げされています。

普段から鍛えている人は素で歩くのも早くなっており、

そのフィジカルの高さが仕事面でも「高い集中力、記憶力、情報処理能力」を発揮出来ているのではないでしょうか。

やっぱり体力がある人は集中力を長く維持できることもあるので、普段からの体力づくりは大事だなと思わされます。

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