この記事でわかること
- 殺生石とは
- 殺生石が割れたことについて 不吉な意味合いはあるのか
殺生石とは
栃木県、那須町の那須湯本温泉を超え、日光国立公園の殺生石園地にある溶岩です。
付近一帯に火山性有毒ガス噴出するため、石の周辺には小動物や虫の死骸が転がっていることから
昔の人々が生き物を殺してしまう石と信じて殺生石という名前がつきました。
殺生石の言い伝え
鳥羽天皇の時代、『玉藻前』という美人が天皇に寵愛されていました。
玉藻前は天竺(インド)や唐(中国)から渡来した九尾の化身で、
日本を滅ぼすために美人に化けて鳥羽天皇に近づきました。
その天皇は日が経つにつれて衰弱していきましたが、
陰陽師の阿倍泰成が異変に気付き、玉藻前は妖狐だと見破ります。
妖狐は上総介広常と三浦介義純によって討伐されましたが、
その後、巨大な石へ化身し周辺の生物に毒を振りまきました。
源翁和尚が毒を振りまく石を砕き、3分割された石は全国に飛散しました。
そのうちの一つが那須の殺生石と言われています。
殺生石が割られている事が確認される
3月5日に栃木県、那須町の殺生石が割れている事が確認されます。
石が割れているだけではなく、縄も切断されている…?
殺生石は数年前から日々が入っていた
殺生石は以前からヒビが入っているとの報告がされており、
一番古い情報で2016年に亀裂が入っていることが確認されています。(本当は割れていたけれどワイヤーで補強している?)
言い伝え通りなら「封印が解かれた」のではなく…
言い伝え通りなら妖狐が死んだ後の成れの果て姿が殺生石なので
ロマンが無くて申し訳ないですが「妖狐の死体がもっと細かくなった」という認識が一番正しいと思います。
「追い詰められはしたけど死にはせず回復のために石に変化しただけなのでは…?」という疑問も
自分の身体が3分割もされているから復活は不可能だと思われます。
もし封印が解かれた説があるとすれば殺生石が割られた際に魂が3つに分かれ
その魂の一つである那須町の石の魂が解放されたんじゃないかとも無理やり考えることもできます。※個人の見解です
怨念が…おんねん…(霊感強)
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