[転スラ]勇者マサユキは仲間のノリがウザいだけで実際弱いのでは…?

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「転生したらスライムだった件」(転スラ)

[小説家になろう]で書かれた伏瀬先生によるWEB小説。

WEB小説版を大幅に改訂しGCノベルズにて書籍化されており、その書籍版を原作にした漫画作品及びアニメ作品。

※この記事には転スラのネタバレ内容を含んでいます。

勇者マサユキ初登場時~リムルに会うまで

勇者マサユキ(本城正幸)は元々日本の高校生で、ある日いきなり異世界に転移してしまい困惑していましたが、

ユニークスキル[英雄覇道(エラバレシモノ)]を獲得後から、

何をしても、何もしていなくても都合よく解釈され、「マ~~~サッユキ!!」と崇められるようになります。

ユニークスキル[英雄覇道(エラバレシモノ)

  • 英雄覇気:格下の相手なら威圧して動けなくする英雄のみが放つオーラ
  • 英雄補正:超幸運により自分または仲間のすべての攻撃がクリティカルヒットになる
  • 英雄魅了:英雄の活躍を見た者は心が奮い、英雄に敗北した者は仲間になる
  • 英雄行動:すべての行動は称賛されるようになる

の4つの権能があり、モヒカンのいかついおっさんのジンライを始め、次々と強い味方を仲間にしながら旅をしていました。

剣を抜いた次の瞬間から相手は降参している」という噂から「閃光の勇者マサユキ」として呼ばれるようになりますが、

マサユキ本人的には不本意で、

いつかは周りや仲間たちに「本物の勇者じゃない、実力も大したことない」とバレるんじゃないかと胃をキリキリさせる日々を送っていました。

リムルがファルムス軍や西方聖教会と対峙している傍らで

マサユキは西側諸国の大きな犯罪組織である奴隷商会を壊滅させており、

その奴隷商会に囚われていたエルフ達を元いたジュラの大森林ことテンペストに届けるべく、

魔王になったリムルに出会うことになります。

マサユキ本人は何も言っていませんが、マサユキの仲間たちが魔王だからとリムルに喧嘩を吹っかけて

テンペストのお祭りで武闘大会で優勝すれば、マサユキはリムルと直接対決するという話になりました。

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[転スラ]勇者マサユキは仲間がウザいだけで実際弱いのでは…?

転スラの世界では異世界からの転移者、転生者はめずらしくなく、リムルの他にもシズエを始め、序盤から多くの転移者が登場します。

異世界転移者は異世界に渡る際に「自分が欲している能力」を獲得しますが、

全員がリムルのようにズバ抜けて強くなっている訳でも無く、

ファルムス王国に召喚された転移者、[キョウヤ]や[ショウゴ]もゲルドとハクロウに圧倒的な実力差でタコられています。

ヒナタのように長年 鍛錬や実践を積み重ねて来ていない限りは、基本的にスキル頼りになりますが、

マサユキも転移したばかりで経験やフィジカルがなく、スキル一本で凌いできた典型的な転移者の一人です。

マサユキのユニークスキル「英雄覇道」は確かに周りの人間を洗脳に近い思考誘導を自然に行ったり、

幸運の補正が乗って物事が良い方向に運んだりとそこいらのスキルよりも強力に思えるスキルですが、

「英雄覇道」自体は戦闘向けというよりかは仲間へのサポート向きで、

精神攻撃耐性持ちの格上相手の1対1となるとほぼ勝ち目がありません。

テンペスト陣営ならディアブロやベニマルといった幹部達はもちろん、

リムルも対してもアルティメットスキルの「ベルゼビュート」や「ラファエル」を所有しているのでほぼほぼ勝ち目は無いです。

というか…マサユキ自体が戦う気が無いので、仲間にノせられて戦わされることが無い限りは戦闘は起きませんが…そもそもマサユキ自身が勇者なんて未練が無いって言ってるし…

マサユキの仲間であるジンライ辺りが一生打倒魔王を促してくるので、見ていてちょっとウザいというのはあります。

マサユキ本人も「いや実は俺弱くて…」と言ってもその声は「マ~サッユキ!!」の歓声で掻き消されます。

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勇者マサユキ対魔王リムルの結果の行方

武闘大会に参加することとなったマサユキは持ち前のユニークスキルを使ったハッタリと超幸運でテンペストの武闘大会を優勝…しかけますが、

「流石に魔王とタイマンしたらただじゃすまない」ということで、

リムルとの対峙を避けるために決勝相手のゴブタへ優勝を譲ります。

大したことを言っていないのに異様に持ち上げられ方をするマサユキの異変に気づいたリムルは

マサユキを呼び出してサシで話し合いをし、なんとかお互い誤解を解いて打ち解け合います。

マサユキもテンペストの日本料理の虜になったことや、リムルが同じ日本出身で同郷だとわかり心を開いたことから

武闘大会騒動の後は実質リムル陣営の仲間という立ち位置で協力関係を結びます。

川上泰樹作画、伏瀬原作、みっつばーキャラクター原案『転生したらスライムだった件』

[激ネタバレ注意]マサユキは転スラの中でも超重要人物の一人になる[アニメ勢漫画勢注意]

※書籍版の話まで含まれているので漫画勢やアニメ勢はネタバレ注意です

その後しばらく先のことになりますが、帝国編でマサユキは”ある重要人物と瓜二つ”であることが判明し、

一方からは命を狙われ、また違う一方からはマサユキを守るようにと 頼もしい味方だったマサユキは敵か味方かわからない立ち位置になり、

無意識に裏切っている可能性があると疑惑をかけられる程 本人が知らない所で立ち位置が揺らいでいました。

話が進むに連れてマサユキ周りの話はどんどんスケールが大きくなり、

「偶然召喚された異世界人」ではなく 元々ヴェルダナーヴァの世界(転スラの舞台)にいた強力な者の魂を受け継いだ存在だということが明かされます。

日本にいた頃、マサユキに宿っている強力な魂は不完全な状態でしたが、

あることがきっかけでマサユキの魂と欠けていた魂の欠片が融合して完全な魂になったことで、

魂が元いた世界に引き戻される形でマサユキが異世界に転移をするというちゃんとした理由がありました。

「なぜマサユキが異世界に転移することになったのか」の細かい経緯は後々 大掛かりで回収されますが、

マサユキが転移するまでに至った壮大な話がとても良くて、第二の主人公じゃなくてもおかしくないと言われる程です。

川上泰樹作画、伏瀬原作、みっつばーキャラクター原案『転生したらスライムだった件』

マサユキもやる時はやる男なので、仲間がピンチに陥った時や仲間を守ると決心した時には

自身のユニークスキルが進化しアルティメットスキルを獲得するまでに成長を果たします。

そのアルティメットスキルはかつての英雄覇道(エラバレシモノ)のような 仲間の強化や超幸運だけでなく、

(かなり後の話になりますが)自身も無意識下で魔王を凌駕するレベルの戦闘能力を発揮できるようになり、それに追加で過去の英雄たちの召喚までしてくる最強ぶりです。

このアルティメットスキルで「一時的に最強レベルになっているマサユキ」と「リムル」が戦うとなった場合はどっちが強いかと議論になりますが…それでも1:9か良くて2:8ぐらいでリムルの方が分があります。

確かにマサユキのアルティメットスキルは強力ではありますが、そもそもマサユキは常人の身体である上に、時間制限もネックになっているので、リムルレベルの相手となると耐えるだけでいいので勝つ見込みは限りなく薄いです。

ただ、戦闘力が皆無だと思っていたマサユキが作中最強に匹敵するレベルの強さを手に入れたことを考えるとかなりの大出世なので、十分な成長だと思います。しかも味方ですから見てて頼もしい他ありません。

転スラの勇者マサユキは今後とても良いキャラになるので要注目

マサユキは初登場時から勇者として持ち上げられるネタキャラ感が強いですが、能力は馬鹿に出来ない程強く

成長した後も更に周りを大きく巻き込んで奉られることになり、主人公レベルの超重要人物にまでになるので、マサユキの活躍は今後も見てて面白いものになります。

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