若者の○○離れという言葉がここ最近で増えてきていますが、
「若者の車離れ」も度々話題になっている。
実際に車免許を持っている10代、20代の若者は20年間で約1700万人→約1000万人に減少、
650万人も減っているというデータがあり、
「若者は免許を持っていない、持てよ!」と危機感を煽るニュースもある模様。
若者の車離れは都会では当たり前だけど、地方はそうでもない【原因】
[若者の車離れ]都会では確かに若者は車を持っていないが、地方では車を持っている人は多い
調査は2022年1月21日(金)~23日(日)、普通自動車免許を持っている22~25歳の会社員を対象に、東京都内在住・地方在住(政令市のない県)のそれぞれ330人に行った。
東京在住で車を所有している若者が20.0%なのに対して、地方在住者では69.1%と3.5倍近い開きがある。ただ、車を所有していない若者に「自分名義の車が欲しいか」を問うと東京47.0%、地方48.0%といずれも半数近い若者が「非常に/やや欲しい」と考えていることが分かった。
世間が言うほどでもない「若者のクルマ離れ」 車アリ20代、地方では7割も
都会に住んでいる若者は確かに車を持っていない人は多い傾向にありますが、
地方在住の若者は車を持っている人の方が多いので、
「地方では若者の車離れは深刻ではない」と地方在住の方も存じているはずです。
地方では公共交通機関が通っていない場所が多数あり、
そもそも車が無ければかなり不便を強いられてしまうので、
車や原付、バイク等の足が無ければ生きていけません。
昔の人といえば、「高級車!」「高級時計!」「ブランド物!」等に憧れてお金を使っていましたが、
最近の若者といえば、「スマートフォン、パソコン!」「サブスクサービス!」「ファッション!(ブランド物)」「スキンケア!」「漫画!」等、他にも様々な娯楽にお金を使います。
特に現代は娯楽が増加しているので、お金の使い道が多く、車に回す程の余裕がありません。
確かに「心のどこかで車を欲しいと思っている」若者は多数いるはずですが、
若者は皆、車の優先度がかなり低く、余程のお金を持て余してないと車を買う事が無いと思います。
若者はただでさえお金を持っていないので、
「車が好き」「友達と遊ぶ、旅行ため」「男なら車を所有すべきだ」と
車を所有することに対して優先度が高い若者でない限りは車を持たないかもしれません。
都会では車を持つハードルが高い上に、別に車を持たなくても良い
都会は地方と比べれば賃金が高いものの、
税金やら車検、ガソリンの値上げなどに加えて 都会の方が[家賃]や[土地代(駐車場代)]などが高くつくなどの理由で、
なかなか維持費が必要な車を所有するというラインまで到達出来ません。
都会で車を運転するとなっても「道が狭い」「車や人が多い」「複雑な交差点がある」等で
ペーパードライバーを虐げる環境にもなっています。
車を十分に気を付けて安全運転をしていても、都会の人通りが多い場所だと
どうしようもない不運の事故を起こしてしまう確率がかなり上がることから、
リスク回避のため持っていない人も多いはずです。
更に 都会では電車やバスなどの交通機関が身近にあるため、
自転車や原付、最悪徒歩であっても十分生活することが出来る環境なので 車が無くても生きていけます。
※都会は朝の満員電車、ギュウギュウバスがあるので、痴漢免罪が嫌な方は車やバイク等を利用している