最近になって山で熊が人里で遭遇する話も増えたため、
余程の都会でない限りは他人事ではありません。
気分転換の登山やちょっと自然の多いところにハイキング出かけて
熊と出くわした時の最低限の熊についての対策を知っておかなければなりません。
【熊対策】熊と遭遇した時の対処法の簡単なまとめ
熊対策の前提として
熊は銃を何発か撃ち込んでも急所を外すと倒れない程のタフさに加えて、
人間よりも早く走るため 逃げても追いつかれます。
(熊の走る速度は約50km/h前後、オリンピック金メダリストのウサインボルトでも最高速度44.46km/h)
これから書く熊対策はできるだけ生存の確率を上げるものですが、
熊を近距離まで近づけてしまったら熊の状況や気分次第で人の命運が決まります。
昨今では人間を恐れない”新世代熊“がいるので、
出くわす固体によっても運の良し悪しが出てしまうというのを肝に銘じておかなければなりません。
熊を近距離まで近づけさせないために
熊は基本的に臆病で人間を怖がっているので、
音を鳴らす物があればそこに人間がいると認識して距離を取ります。
登山家の間では「熊鈴」が代表的なクマ避けのアイテムですが、
音がなれば何でもいいのでラジオやスマホで音楽を流すのも有効とされています。
人が捨てたり、与えたりした食べ物の味を覚えた熊だと
「熊鈴を鳴らしていても熊と出くわす場合がある」という話はありますが、
熊鈴を持っていれば熊との遭遇率を下げるのは確かです。
また、熊の存在をいち早く気づくために見通しが良いところを通るのも重要です。
熊と遭遇した場合:逃げられる距離ならゆっくりと逃げる
熊と遭遇した場合、熊と十分な距離がある場合は、
「背を向けずに熊に視線を外さないまま後ずさりでゆっくり逃げる方法」が
専門家がよく言う熊から逃げる方法です。
後ずさりで逃げる際、足元の植物や石ころに躓かないように、崖から落ちてしまわないように注意しなければなりません。
熊は急に動くものに敏感に反応するため
「大声を上げる」「背を向けてダッシュで逃げる」などがNG行動とされています。
熊は臆病な性格と言われている通り、
やっぱり臆病者は自分より弱そうに見えるものを追い詰めたくなるものです。
背を向けて逃げた人をエサと認識して追いかけてきます。
近距離まで引き寄せてしまった時の最終手段が熊避けスプレー
見通しが悪いところを歩いていると近くに熊がいても、
熊も人間もお互いの気配を感じとれないので、
熊とバッタリ出会ってしまうということが起きてしまいます。
実際にクマ避けスプレーを使って熊を撃退した動画ですが、
「威嚇なのか攻撃なのか」「スプレーの距離感」「風向き」など状況の見極めが難しいです。
クマ避けスプレーはあくまで最終手段なので、
出来るだけ早く熊の存在に気づいて熊との距離を取って逃げるのがベストです。
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