宇宙忍者ゴームズの悪魔博士はなぜ名古屋弁が訛りすぎているのか?

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[宇宙忍者ゴームズ(原題:The Fantastic Four)]はマーベルコミックを原作にしたアニメで、日本では1969年に放送されている。

現在は実写版の[ファンタスティック・フォー]としての方が馴染み深いかもしれない。

ちなみに邦題が宇宙忍者ゴームズになっているのは、前に放送された番組が[宇宙怪人ゴースト]だったという理由がある

【ファンタスティック・フォー】宇宙忍者ゴームズに登場する宿敵[悪魔博士]が名古屋訛りすぎている理由

宇宙忍者ゴームズに登場する宿敵[悪魔博士(Dr.Doom)]は日本語版だと名古屋弁(尾張弁)訛りが強く、

とてもシュールで印象深かったことからネット上でも度々話題になる。

  • 「お~見たところみんな揃っとるなぁ俺は悪魔博士だよ」
  • 「気がづいた時にはミニミニの世界だったもんね~」
  • 「挨拶代わりに手製の望遠鏡を送ったった!タダでやったんだぞ!」
  • 「鉄より硬いブリキの仮面だ!ブリキだぞオメェ!」

など 宇宙忍者ゴームズの最大の宿敵でありながら、言い回しが「田舎の親戚のおじさん感」があり、悪魔博士に親近感を持つ人も少なくない。

悪魔博士が原作でする行動もところどころツッコミ所があり、

ミニミニ世界に宇宙忍者ゴームズの4人を拉致した時も、トカゲ人間に奴隷として売り飛ばす際に、

それぞれの得意分野を生かし適材適所に仕事を与え「一生懸命真面目にやれよオメェ!」と優しさを見せる場面があった。

悪魔博士がこのような癖の強い名古屋弁訛りなのはちゃんとしたワケがあり、

原作の悪魔博士は「東欧(架空の国ラトヴェリア)訛りの英語で話すため、これを日本語に置き換えた場合に当てはまるのが名古屋弁だった」というキャステイング理由があります。

ちなみに悪魔博士の吹き替えしているのは当時人気だった名古屋市育ちの喜劇役者である[南利明]さんで、中の人の味の濃さが滲み出ていたり アドリブの癖が強いのも、当時の空気感だからこそ自由な吹き替えが出来たこともあります。

これは悪魔博士に限った話じゃなく宇宙忍者ゴームズに登場する他のキャラも割とアドリブが入っています。

宇宙忍者ゴームズの自由な吹き替えが好きな人も多く悪魔博士が大好きな人もいますが、

もちろん原作キャラの崩壊やシリアスさにかけるため賛否両論なのは間違いありません。

次のMCUラスボスとしてDr.Doomが候補として挙げられていますが、

実際にラスボスとして登場したとしても、

「ちょーっと待っとれ!みんな静かにしよう!俺様だ!」とおちゃめで名古屋弁の癖が強い悪魔博士が見れる可能性は低いだろう。

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