[似た漫画]チェンソーマンが好きな人にはファイアパンチもおすすめできる話

漫画/アニメ

漫画[チェンソーマン]を読んでから「この作者が描く漫画は面白い!」と藤本タツキ先生の作品を読む人も少なくないため、

チェンソーマンに続いて 前作の[ファイアパンチ]を手に取った人も多いと思います。

2022年10月よりアニメ版のチェンソーマンが放送されるので、作者を深掘りした人がファイアパンチにたどり着くこともあるかもしれない。

ファイアパンチは全8巻。

[似た漫画]チェンソーマンが好きな人にはファイアパンチおすすめしたい

[ファイアパンチ] ざっくりしたあらすじ

氷の魔女によって雪と飢餓に覆われた終末世界。

不死身の再生能力を持っている主人公の[アグニ]

ベヘムドルグの兵の[ドマ]に 住んでいた村と妹の[ルナ]を焼き払われた上、

ドマの消えない炎を浴び、能力で再生できるため焼かれながら生き続ける事になる。

序盤はルナと村人を殺し 自分に消えない炎を浴びさせたドマへの復讐を目指すアグニの物語となっている。

序盤はアグニから全てを奪った上に、

消えない炎で8年間焼かれ続ける原因となったドマへの復讐劇になっていますが、

作者の藤本タツキ先生曰く、作中に復讐劇からジャンルが4回ぐらい変わる作品です。

序盤に早々にドマと会いますが精神異常をきたして変わり果てた姿となっていて、アグニに許しを請おうとしており、

悪役が反省している点でも普通の復讐劇とは違いがあります。

出典:藤本タツキ[ファイアパンチ] 精神異常をきたしているドマ

アグニはずっと燃えていて生きていても苦しいだけですが、

妹のルナに「生きて」と言われて再生を拒否せず生きる事を選択しますが、

出典:藤本タツキ[ファイアパンチ]

アグニは別に生きる理由は無いので、無理矢理「復讐者」を演じて生きようとします。

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[ファイアパンチ]ある場面を境にめちゃくちゃな展開になる

ファイアパンチはある場面を境に取返しのつかない展開になり、

いままで積み上げたものが崩れ去っていく場面は他の作品には感じないリアルさを感じさせます。

  • アグニが 筋肉の祝福持ちの囚人にぶっ飛ばされてベヘムドルグの町を身体の炎で燃やしたり、
  • ドマはもう反省しているから復讐はしないと決心した直後に アグニがファイアパンチになり、ドマと教え子を皆殺しにするなど、

物語がいきなり180度ぐらい方向が変わって、全然違う展開になるので先が読めない所もファイアパンチの面白さです。

出典:藤本タツキ[ファイアパンチ]

ファイアパンチは面白いけどあまり好きになれない人の気持ちもわかる

ファイアパンチの主人公のアグニは常に炎で焼かれて激痛に耐えているため、

頭がおかしくなってきています(本人も自覚済み)。

「ドマと教え子を皆殺しした時」や「木になったユダを殴った後、奇跡が起きて妹のルナが現れる」

など主人公らしからぬ不可解な行動を取るので、

「主人公を応援しながら読む」という読み方をする人には見てられない場面は多いです。

出典:藤本タツキ[ファイアパンチ

しかし、アグニの頭がおかしくなっていく様子は 

「人間が頭おかしくなったらこうなる」という思考をリアルに描かれているように感じて

共感する人も一定数いるのではないかと思います。

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ファイアパンチの世界観は悲惨すぎる[ネタバレ注意]

ファイアパンチは「氷の魔女のせいで世界は雪に覆われている」という設定が最初にありましたが、

実は地球はもう死んでいて、作物が育たないという救われない世界です。

チェンソーマンはある程度ユーモアがあって、作品的にはポップな仕上がりになっていますが、

ファイアパンチはずっとシリアスなムードが続いていて、

読んでてしんどくなる人もいると思われます。

チェンソーマンはシンプルに面白いけどファイアパンチはテーマ性が強い

ファイアパンチの主人公・アグニは生きるために演技をして

「自分に嘘をついて他人から必要とされるなりたい」役につきます。

アグニは作中

  • 「復讐者」
  • 「映画の主人公」
  • 「神様」
  • 「兄さん」
  • 「ファイアパンチ」

など様々な役柄を担います。

自分が人間社会で、

「他人から期待されている”キャラクター像”に見合う人間になるようにする」生き方をしている人間の心理を細かく描かれています。

『ファイアパンチ』が描く人間の「演技」

誰しもがその時その時で「自分の見られたい自分」になるように演技をします。

通常、これは無自覚に行われているのですが、だんだんと身に染みてクセとなり、「電話に出たときの声のトーンのアップ」は自然なふるまいとなっていきます。そして、電話をかけた相手からは「なんて上品な方なのだ」と思われることでしょう。

これは逆にいえば、自分で「こう見られたい!」と思う自分を意識して演技し続ければ、そのような自分になることができるということです。

つまり「人間は演技を通して本物の自分を作り上げていく動物である」といえますが、『ファイアパンチ』はまさにこの「演技」がテーマになっているのです。

東大生が『チェンソーマン』以上に『ファイアパンチ』を絶賛する理由
出典:藤本タツキ[ファイアパンチ

「人はなりたい自分になってしまう…」

ファイアパンチは一見めちゃくちゃだけど…読めば読むほど面白くなる

ファイアパンチは一周目はただただ、よくわからずに読み終えてしまうかもしれませんが、

この漫画は難解な上に一度読んだ後でも、

考察を読んだ上でもう2度3度読んだりして楽しむ事も出来ます。

夜な夜なフリーダム
夜な夜なフリーダム

ファイアパンチになって…♡

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