コンビ結成15年までなら出場可能のお笑い賞レース[M-1グランプリ]。
M-1グランプリで優勝すれば[賞金1000万円]に加え、スポンサーからの語句か副賞が貰えますが、
それだけではなく優勝後は各テレビ番組へ引っ張りダコとなり、
少なくとも半年以上先までのスケジュールが埋まると言われています。
M-1グランプリはたとえ優勝出来なかったとしても、
決勝、敗者復活戦まで進出することができれば、
漫才を地上波で放送される事ととなるので、
実力があるのにいままで日の目を浴びなかった芸人が
決勝、敗者復活戦をきっかけにテレビで売れる事もあります。
そんなM-1の延長線上に、
出場条件が[コンビ結成16年以上]の
いわばM-1 OB用お笑い賞レース[THE SECOND]が開催される事が明かされました。
[THE SECOND]の大会概要
THE SECONDは2023年の2月から予選が始まり、5月に決勝が行われる。
トーナメント方式で コンビ同士がタイマンでネタを見せ合い、面白かった方が勝ちあがるという形となっている。
ネタの尺は6分でM-1よりも少し長めとなっている。(M-1のネタ尺は2、3回戦は3分、準々決勝以降は4分)
ベテラン同士の戦いになるのでハイレベルな賞レースになる
M-1は結成15年以下であればどんなコンビでも出場可能なので、
素人が力試しに出て見たり、ピン芸人が即席で組んだりして出場するコンビもいます。
逆に[THE SECOND]はベテランしかエントリー出来ない仕様になっているので、
キャリアが長い人同士のハイレベルなネタを拝む事が出来ます。(ハードルを上げてしまう発言ですが)
芸人側からしたら[THE SECOND]はそこまで良い大会でもないと思う人もいるかもしれない
過去のm-1で 敗者復活戦まで進出するも惜しくも決勝進出できなかった
[プラスマイナス]や[金属バット]などのコンビが活躍できる場がもしかしたら見れると期待されており、
磁石や囲碁将棋などの漫才師がやる気満々になっている事もあります。
しかし、[THE SECOND]にはM-1で結果が残せなかった人のために
「M-1に未練がある人にまた輝ける舞台を設ける」というポジティブな意味合いもありますが、
「いつまでも賞レースから卒業できなくなる嫌な大会でもある」というネガティブな意見もあります。
そもそもM-1は元々芸歴10年までの賞レースで、
その理由は M-1を企画した島田紳助さんによると
「芸歴10年にもなって決勝にも出られないなら諦めた方が良い」
という厳しい現実を突きつける意味合いも込められていました。
M-1はお笑い賞レースの中でも魔力があった
M-1には夢が詰まっている賞レースで、
芸人側からしても
- 「四六時中M-1の事を考えている」
- 「普段からM-1用のネタしか作っていない」
- 「M-1の事を考えすぎてM-1になろうとしている」
といった人もいる程で、
M-1はそれほど芸人を狂わせる賞レースになっています。
M-1から解放されて、自由に漫才が出来るようになってから、
楽しくお笑いが出来るようになったという人もいますが、
[THE SECOND]の登場でどう変わるのか…という感じですね。
もちろん[THE SECOND]に出場できるのも自由ですし、
「M-1結果を残せなかった人が利用してほしい」ぐらいの軽い大会なので、
そこまで人を狂わせる賞レースにはなりえないと思います。
【THE SECOND】G-1グランプリ「俺は?」
G-1グランプリは2022年から始まった芸歴15年以上の芸人が出場できる賞レースで、
[THE SECOND]とポジションが被っています。
G-1の方は漫才だけでなく、「コント、ピン芸、その他ジャンル不問」の自由にネタが可能で、ネタ時間は4分。
実はTHE SECONDの話を聞くまで G-1の存在知らなった