「嫌われたくない人の前もいる時」や「誰からも嫌われたくないと思っている人」は
ついつい嫌われないような「少々保守に走った立ち回り」をしてしまうことがある。
とりあえず無難なことを言っていれば 「嫌われることはないだろう」と思っていたが、
それは大きな間違いだったようだ。
「人に嫌われないように接すると嫌われる説」は本当だった
人から嫌われないように保身を重点に置いたコミュニケーションを取っていると
「こいつ、つまんない奴だ」という感想を抱かれてしまい、好感は持たれる可能性は低くなってしまいます。
社会不安障害(SAD)は、人から注目される場面、失敗や恥をかくかもしれない場面に対し、強い不安を感じる疾患です。
SADを持つ人々は、そうした不安への一時的な対抗策として心理的な「安全行動」をよく取ります。
そしてこのほど、カナダ・マックマスター大学(Mac)の新たな研究により、他者との交流の中で「安全行動」を取る人は、誠実さや好感を抱かれにくく、結果的に相手に好かれないことが示されました。
・話すことをカンペや紙に書き出し、事前にリハーサルする
・出来るだけ目立たないよう、人や物陰に隠れる
・相手と視線を合わせない
・自分からはほとんど話をしない
・食べる姿を見られたくないから人前では食べない
・余裕を持っているかのように振るまう
これらの安全行動により、一時的に不安を和らげたり、失敗を防いだりできますが、これが癖になると安全行動が止められなくなり、長期的には社会不安を長引かせる原因となってしまいます。
今回の研究は社会不安障害(SAD)を持つ人々を対象に行われたものですが、人から嫌われないように無難なコミュニケーションを選択することは誰にでも少なからず起きることです。
引用:嫌われないよう無難なコミュニケーションを取っていると相手の好感度が下がると判明 より
じゃあどういう風に接すればいいのか
じゃあ「無難なコミュニケーションは辞めて、自分をさらけ出してコミュニケーションをした方がいいのか」
という結論に至りますが、
それが必ずしも好感度アップに繋がるとは限らないようで、
時には嫌われないように接する方が良かったりすることもあるようです。
結局[自分勝手なコミュニケーション]と[無難なコミュニケーション]の使い分けか…となってしまいます。
ちなみに自分をさらけ出して話していると、
ある程度嫌われると思いますが、
自分を好いてくれる人と嫌っている人が7:3の割合が理想とも言われています。
「嫌われる人の割合があまりにも少ない」と
他人に気を使いすぎて先ほどいったような
「保身に走ったコミュニケーション」に走ってしまうという罠があるそう。
逆に嫌われたいと思ってる相手には無難な対応をすればいいんだな…!
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