昆虫食はサバイバル系の動画で
「貴重なタンパク源なんだ…へー」ぐらいにしか思っていなかった人も多いと思いますが、
昨今では将来訪れるのではないかといわれている食糧危機への解決策として[昆虫食]が注目されている。
昆虫食の市場規模が拡大している。きっかけの一つとして、2013年に国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食の役割の重要性を発表したことが挙げられる。50年に地球の人口が90億人を超え、食糧・飼料・バイオ燃料を12年水準よりも50%多く増産する必要があると推計された。食糧危機の深刻化が見込まれるなかで、昆虫食は栄養素が豊富で、かつ、生育における環境への負担や費用が少ないことなどから、人間・地球にとって重要な食べ物であることが示唆された。その影響により、昆虫食の世界市場規模は、19年度に約70億円だったものが25年度に1000億円となると推計されている
引用元:食の可能性と昆虫食より
しかし、日本ではまだ昆虫食が一般的に食べるという習慣は根付くには 程遠い状態だ。
【コオロギ】昆虫食が流行らない理由について…市場は拡大しているが普及はしていないのは訳がある
昆虫食の見た目や先入観から拒否反応を起こす
「ナマコ」「タコ」「イカ」など
昆虫食よりも見た目がグロテスクと思える程(個人差有)の海洋食品を食べれていますが、
昆虫食は人間の食生活の中にはほとんど根付いていませんでした。
人間は食事をする際、[嗅覚]、[味覚]以外にも[視覚]も重要視するため、
昆虫食の見た目で挫折し、受け入れられない人も多いです。
昆虫食の見た目、相当キモいです。
昆虫食以外の料理でも 味はかなり美味しいけど
「いびつな色したラーメン」や「便器のような形をしているカレー」といった見た目をしていると
食べる前に食欲を無くします。
昆虫食は「見た目そのまま」で出てくる料理が多いですが、
それは他の[豚の丸焼き]や[シャコ]のような
そのままの見た目で出てくる料理も同じように「(気持ち的に)食べにくい」と感じるはずです。
その点、よく考えたら昆虫よりもグロい見た目をしている「タコ」や「イカ」などの海洋食品は
「たこ焼き」や「イカリング」など 見た目、味も食べやすいように工夫して料理が出来る食材です。
昆虫食よりも美味しい食べ物を知ってしまっている
現代において「ラーメン」「チャーハン」「餃子」「油淋鶏」といった様々な美味しい料理が既に存在しているにも関わらず、
あえて昆虫食に行くというのは
- 「食事の幅を広げたいと思っている好奇心を兼ね備えたグルメ」
- 「サバイバル生活で野食を強いられている人」
でない限り、たどり着けない領域です。
現時点では昆虫食を食べる必要が無く、知識無しで昆虫食に手を出すのも危険
人類はかなり昔から昆虫を食べていた時期はありましたが、
昆虫食は徐々に衰退していきました。
理由としては
- タンパク質は安価で美味しい肉類、魚類から取った方がコスパが良い
- 寄生虫や微毒が含まれている虫もいるため、調理するにも知識が無いと危険を伴う
- 殻や翅を消化できない虫もある
- 昆虫を常食していたデータが少ないため、昆虫食で身体にどう及ぶか未知な部分がある。
など 様々な問題を抱えている。
食糧問題から見ても、昆虫食に注目するよりも
まずは「食品ロスを無くすところから始めなアカンやろ」といった感想を抱くのが現状です。
特にコオロギに関しては他の食品よりもプリン体が多いという話もありますが、
現状は コオロギのプリン体に関する確定的な情報は無い状態です。
(Purine derivate content and amino acid profile in larval stages of three edible insectsより)
「”コオロギに含まれているプリン体が多い”という噂はデマなのでは?」という声もありますが、
コオロギは甲殻類なので エビやカニなどの甲殻類と同様にプリン体が多く含まれている
という線もありえる話です。
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