改正動物愛護管理法の施行に伴い 6月1日よりペットショップやブリーダーなどで購入される犬や猫はマイクロチップが装着されており
既にペットを飼っている人にはマイクロチップ装着の努力義務が課せられます。
費用は動物病院によっては異なりますが 数千円程度かかり、別途登録費用として1050円が必要となります。
【義務化】ペットにマイクロチップ装着するメリットやデメリット
犬や猫などのペットにマイクロチップを装着するメリットは大きいですが 少しばかりデメリットもあります
ペットにマイクロチップを装着するメリット
- ペットの無責任な放棄を防ぐことができる
- ペットが脱走、または災害や事故で離れた場合でも飼い主を特定できるため戻ってきやすくなる
- 脱走したとしても飼い主が自分のペットだと証明できるため、ぺットの盗難や処分されるなどのトラブルに巻き込まれない
- ペット保険で割引が適用されるものがある
ペットにマイクロチップを装着することで起きると考えられるデメリット
- マイクロチップ装着時、ペットの動物に痛みを伴う
- 費用がかかる
- ペットに副作用などの負荷がかかってしまう可能性がある(詳しくは定かではない)
- ペットの身体を切開してマイクロチップを摘出しようとする人が出てくる可能性がある
ペットに装着するマイクロチップはGPS機能は無く ペットの位置特定機能までは備わっていません
大蛇のペットが脱走するニュースを定期的に見るので、
位置を特定できたらヘビを簡単に探し出せるのは大きいと思っていたのですが こればかりは技術の発展を待つしかないですね。
既に飼っているペットの犬や猫にマイクロチップ装着はさせたくない派がやや上回る
マイクロチップの装着義務化に関しては7割方賛成意見が見られました。
「犬猫のマイクロチップ装着義務化」飼い主の7割超が賛成 – 理由は?
賛成の理由については、「迷子になっても居場所がわかる」「ペット放棄が減る」など迷子や災害時に飼い主が分かることや、飼育放棄に対する抑止効果をあげる意見が見られた。反対の理由で見られたのは、「かわいそう」「身体に異物を入れたくない」など動物への影響を懸念する意見。
引用元:https://news.mynavi.jp/article/20220601-2355663/
一方、「今後、自身のペットの犬や猫にマイクロチップを装着させますか」というアンケートでは
ペットにマイクロチップを装着するということに消極的な意見が多く、
昨年12月~今年1月に行ったチップ未装着の犬猫の飼い主340人によるアンケートでは
- 装着させたくない:56%
- 装着させたい:18%
- 悩んでいる:27%
という結果で半数以上がなっています。
装着させたくない理由としては[ペットに負担をかけたくない]ことや [倫理観に欠いていること]が挙げられます。
確かに利便性を優先して人道に反する行為をしても良いのかという考えも理解できますが
ペットを無責任に放棄する人が立て続けに発生しているため
野良動物の大量繁殖や殺処分などの問題が無くなりませんでした。
マイクロチップを埋め込まないことで起きる悲惨な問題と天秤にかけると義務化は致し方が無い所はあります。
一般の人が既に飼っているペットに関しては努力義務とされており 強制ではないので
そもそも病院を嫌がる子であったり 家から脱走してもすぐに戻ってくる子の場合は無理やり装着する必要ないと思います
マイクロチップの装着費用はだいたい数千円~1万円程
既に飼っている人に関しては自己負担となっており、ペットの販売業者によっては購入者が負担するケースもあるということなので混乱が予想されます。
ペットのマイクロチップ装着は理にかなっている
ペットのマイクロチップ装着はペットの放棄や盗難、迷子などの問題が無くならない限りでは必要なことですが
今まで人間が動物を放棄してきたことで動物に負担を掛けてしまっているというのは 何ともやるせない気持ちです。