今回の話は「話が面白くない人」だけじゃなくどの分野でも共通する話でもあるので、
「自分が今取り組んでいるモノ」や「これだけは自信があると思っている分野」を顧みる機会でもあります。
話がつまらない人は「自分は面白い」と思っているから改善すべき事に気付けない
話が面白くない人ほど「ユーモアのセンスがある」と思っている
能力の低い人ほど自信過剰になるという。あまりにも能力が低いので、自分に能力がないことさえも理解できないからだ。
この現象は、ユーモアのセンス、趣味のよさ、創造性、知性、各種の体を使うスキルなど、ほぼすべての分野で見ることができる。たとえば、話が面白くない人ほど自分はユーモアのセンスがあると考え、趣味の悪い人ほど自分は趣味がいいと考え、頭の悪い人ほど自分の知性を高く評価する、といった具合だ。
つまり、能力が低いと、パフォーマンスの質が下がるだけでなく、自分の能力のなさを理解できないという事態にもつながるということだ。
引用:なぜ話がつまらない人ほど「自分は面白い」と思うのか…コロンビア大教授「能力の低い人ほど自信過剰な理由」 より
話が面白くない人はもれなく「自分の話は面白い」と謎の自信があるようで、
たとえ話でスベったとしても自分を顧みなかったり、改善を試みようとしません。
「自分は”話が面白くない”と自覚している人」はなんとか改善を繰り返して話が面白い方向へ尽力し、
場数を重ねるうちにスベる回数が減っていきますが、
面白くない人が「自分は話が面白い」と思っていると
「もう自分は面白いから改善点が無い」と治す気が無いので
ずっと「話が面白くない状態」のままです。
自信がありすぎる人はスベったり、「お前のこういうとこつまらんよw」と否定的な意見をもらったりしても
「自分の話の面白さがわからない」とか「ある程度の賢さが無いとわからんか」と現実を歪んで受け取ってしまうので、
余計自分がどういう立ち位置なのかを気づくことができません。
自信過剰には悪い面もあるが良い面もある
「能力が低い人は自信過剰に陥りやすい」のはなんとも耳の痛い話で、
これはどの分野でも共通すると言われていることからハッとした人もいるのではないでしょうか。
自分が順調に事が運んでいる時にはソクラテスの「無知の知」を思い出していきたいですね。
しかしながら、ダニングクルーガー効果のような自信過剰な上に自分を過大評価してしまう事は良くありませんが、
自信過剰でもメンタルが大きく影響する分野では結果を残す場合があるので、一概に自信過剰は悪いとは言えません。
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