【HIPHOP】パリピ孔明6話のMCバトルやラップ周りを解説

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[パリピ孔明]の6話「孔明’s フリースタイル」ではラップ回となり、

天才ラッパー・KABE太人を仲間にするために諸葛孔明とKABE太人によるMCバトルが行われました。

【HIPHOP】パリピ孔明6話のMCバトルやラップ周りを解説

パリピ孔明6話で行われた諸葛孔明とKABE太人のMCバトルは16小節の3ターン、延長有です。

MCバトルとは

MCバトルはヒップホップ文化が発祥のフリースタイル(即興)のラップバトルで

DJが流すビートに音を乗せて 韻を踏みながら 相手の言った言葉にアンサーを返します。

押韻

母音(あいうえお)や同じ音の言葉を繰り返し使う手法

韻を踏む理由は頭に残りやすくするためであり

企業のキャッチコピーも「インテル 入ってる」「やめられない とまらない」のように韻を踏んで耳に残りやすくなっている

MCバトルの勝敗は韻を多く踏んだ、聴き心地が良かった、相手をディスりまくった方が勝つのではなく

勝敗は観客の歓声が多かった方が勝者です。つまり、盛り上げた者勝ちです。

MCバトルの勝敗は観客の歓声によって決まる事が多いですが

日本のMCバトル番組[フリースタイルダンジョン]

日本最大規模のMCバトルの大会[UMB(ULTIMATE MC BATTLE)]などのイベントでは審査員が勝敗を決める場合もあります。

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mcバトルの戦法はたくさんある

MCバトルはラッパーによって様々なスタイルがあり、一般的には

  • 観客を盛り上げる、バイブスを上げて観客を沸かす
  • 相手を下げる(相手をディスる)
  • 自分を上げる(お金や物を自慢する※フレックス)
  • 相手を褒めて自分も上げる

バイブス

レゲエ発祥の言葉で「雰囲気」や「ノリ」の意味で使われる

などの戦い方があります。

パリピ孔明のMCバトルでは孔明、KABE太人共に、観客を盛り上げる、相手をディスる戦法です。

HIP HOPのMCバトルは基本的に口喧嘩に近く 相手をディスりまくる事が多いですが

まったく相手をディスらないラッパーや

MCバトルをセッションのようなものにし 観客を盛り上げるラッパーもいます。

【MCバトル】諸葛孔明、KABE太人のスタイル

KABE太人は「韻を踏みながら、ディスって自分を上げる」一般的なラッパーのスタイルで

MCバトル選手権DRM3年連続優勝という戦績を持っている所は

UMB2012~2014を3連覇をした[R-指定さん]の経歴と似ています。(しかし、KABE太人は音源を出していない所謂バトラー?)

孔明のスタイルは相手の核心を突く、パンチラインを重視したスタイルで

「韻を軽視してパンチラインを吐く、呂布カルマさんGOMESSさん」のスタイルと近いです。(孔明は韻を踏みますがフロウを軽視したポエトリーラップ?)

ちなみに[呂布カルマさん]の名前に含まれている呂布も三国志の武将にいます。なんたる偶然でしょうか。

パリピ孔明のラップバトルリリック

孔明の2バース目で観客が「ラスト2小節まるまる踏んでいなかったか!?と指摘されていた所は

「感情のまま振る舞えば破滅招くのです/雑踏の中色褪せる間違ったKABEのプロセス」

の部分です。

孔明は韻を強調して言うタイプなので分かりにくいかもしれませんが、文字に起こして読むとかなり踏んでいる事がわかります。

漫画でイメージしにくかった表現がアニメ化でわかりやすくなった

パリピ孔明のMCバトルは漫画では文字だけで音声が無かったのでどんな感じかイメージがしづらかったですが

アニメ化によってラップを表現することが出来、(完成度も高い)どんなビートに乗っているかも聴けて

こんなにもアニメ化に向いた漫画はないと思いました。

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